APEC(アジア太平洋経済協力、Asia Pacific Economic Cooperation)
岩屋外務大臣のAPEC閣僚会議セッション1への出席(概要)
令和6年11月14日


現地時間11月14日(日本時間15日)、ペルー共和国・リマ市においてAPEC閣僚会議が開催され、岩屋毅外務大臣が、武藤容治経済産業大臣とともに参加しました。第1セッションは、「フォーマルかつグローバル経済への移行を促進するイノベーション及びデジタル化」の議題の下、エルメル・ホセ・ヘルマン・ゴンサロ・シアレル・サルセド・ペルー共和国外務大臣(H.E. Mr. Elmer José Germán Gonzalo SCHIALER SALCEDO, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Peru)が議長を務めました。
- 同会議において、岩屋大臣は次のとおり述べました。
- 日本は、「フォーマルかつグローバル経済への移行を促進するリマ・ロードマップ」を歓迎。このロードマップが、女性の経済的地位向上に焦点を当て、多くの効果的な提案を通じて目に見える成果を追求するものであることを高く評価する。
- 世界の多くの地域では、いまだ女性や社会的弱者の多くが不安定な雇用形態や収入に依存し、労働法や社会保障といった保護を十分に享受できない厳しい環境におかれている。持続可能な開発目標(SDGs)にも掲げられているこうした課題に対処するため、日本は、政府開発援助(ODA)を通じ、中小・零細企業(MSMEs)や女性起業家への支援を行ってきている。
- 日本としては、今後も公正な社会の実現を目指し、女性の経済的地位向上と能力構築を促進するための取組を続けていく。
- 参加した多くの閣僚からは、議長国ペルーへの謝意とともに経済のフォーマル化をはじめ本年のAPECの重点政策に賛同する旨の発言があり、引き続き持続可能で包摂的なAPECの実現に向けた協力を推進することが確認されました。
(参考)APEC参加国・地域(21エコノミー)
日本、ペルー(2024年APEC議長)、豪州、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、ホンコン・チャイナ、インドネシア、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ、タイ、米国、ベトナム。
(注)APECには、香港は「ホンコン・チャイナ」、台湾は「チャイニーズ・タイペイ」の名称で参加。