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スタインバーグ米国務副長官による麻生総理表敬
平成21年6月2日
6月2日午前10時45分過ぎから約40分間、訪日中のスタインバーグ米国務副長官は麻生総理大臣を表敬したところ、概要以下のとおりです(先方同席者:レビー財務次官、ズムワルト在京米大臨代、グレッグソン・アジア太平洋安全保障担当国防次官補、ボズワース北朝鮮政策担当特別代表他)。
- 麻生総理より、北朝鮮問題に関する今回の関係省庁合同ミッションの訪日を歓迎する、昨日は、実務レベルで、北朝鮮への対応などについて、中身のある協議が行われたと報告を受けている、オバマ政権発足後、北朝鮮問題、アフガニスタン・パキスタン情勢への対応、気候変動・エネルギーなどの分野で、日米連携が進展したが、重要な課題が山積しており、引き続き日米で共に取り組みたい旨述べた。これに対し、スタインバーグ米国務副長官より、今次ミッションの派遣はオバマ大統領の指示に基づくものである、薮中外務次官との間では、非常に有益な意見交換ができた旨述べた。
- 麻生総理より、北朝鮮の核保有は日本の安全保障にとって大きな脅威であり、絶対に認められない、あくまで朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化を追求したく、まずは追加制裁を含むできる限り強い国連安保理決議を迅速に採択することが重要であり、同時に日米同盟を一層強化したい、オバマ大統領自身が日米安全保障体制に対するコミットメントを再確認されたことを評価している、引き続き、拉致問題への対応を含め、日米で緊密に連携したい旨述べた。これに対し、スタインバーグ米国務副長官より、国際社会への北朝鮮の挑戦に対する強力かつ一体的な対応が必要であり、総理の見解に同意する旨述べ、今後の対応につき緊密に協議しながら、日米で共同して対処していくことを確認した。