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日本国とトルクメニスタンとの間の友好、パートナーシップ及び協力の一層の発展に関する共同声明(骨子)
(本文)
1.政治分野における協力
- 種々のレベルの政治対話、外務省間協議、議員交流等を推進。
2.「中央アジア+日本」対話の下での協力
- 「中央アジア+日本」対話の枠組の有益性を確認し、一層の充実に努める。
3.両国経済関係の一層の進展のための協力
- 貿易・経済関係の強化に必要な環境整備に努める意図を表明。
- トルクメニスタンにおける日本企業の活動発展に向けたビジネス環境整備に努力。
- 同日開催された第8回日・トルクメニスタン経済合同会議の成果を高く評価し、両国企業が両国関係強化のためのプロジェクト実施に合意したことを歓迎。
4.政府開発援助(ODA)による協力
- トルクメニスタン側は、ODAを通じた二国間協力の一層の拡大に希望を表明。
- 日本側は、地震国としての経験を活かし、技術協力プロジェクト「地震モニタリング改善プロジェクト」の実施の可能性に向けた検討を開始。
5.文化・人的交流の促進
- 文化・人的交流の一層の促進が重要であるとの認識を共有し、文化、教育・科学、観光、スポーツその他の分野において交流を促進していく意向を表明。
- トルクメニスタン大統領のイニシアティブによるアザディ名称世界言語大学日本語学科の設立が、両国民間の相互理解の一層の促進に果たす役割の大きさを確認。
- トルクメニスタン大統領は、同学科設立以来、日本から派遣されてきた日本語講師の功績を高く評価し、同大学における日本語教育環境の更なる整備に向けて今後も支援していくことを確認。
6.国際場裡における協力
- 貧困、麻薬、環境汚染、感染症等の地球規模の課題に効果的に対処するには人間の安全保障の考え方が重要であるとの認識の下、同概念の推進に向け、国連をはじめとする国際場裡において協力。
- 地球環境問題の解決に向けた努力の必要性につき認識を共有し、気候変動、生物多様性の保全等の分野における取組を強化していくことで一致。
- 国際連合改革の早期実現のため協働して積極的に取り組んでいく決意を表明。
- 国際テロリズム及び麻薬の不正取引といった国際の安全と安定に対する深刻な脅威に共同で対処するため、二国間及び多国間の協力を強化。
- 大量破壊兵器の問題を含む軍縮・不拡散に向けた取組についても、来るNPT運用検討会議を含め、国際場裡で連携していくことで一致。
- トルクメニスタン大統領は、日本国内閣総理大臣がトルクメニスタンを公式訪問するよう招待し、日本国内閣総理大臣は、これに対し感謝の意を表明。