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平成22年1月29日更新
1月4日(月曜日)17時(現地時間)より、トルコ・アンカラ市内の土日基金文化センターにおいて、岡田外務大臣及びギュナイ文化観光大臣(「日本年」に関するトルコ側担当大臣)らの出席の下、「2010年トルコにおける日本年」オープニング式典が開催されました。
この式典には、日本から主催者である「日本年」実行委員会を代表して、遠山敦子副委員長(新国立劇場運営財団理事長、元駐日トルコ大使)らが出席した他、矢野実行委員会顧問(日本・トルコ友好議員連盟会長)、実行委員数名が参加、トルコ側各界から350名を超える参加者がありました。また、特別ゲストとして、トルコ側の「日本年」親善大使を務める人気歌手ハディセさんが出席しました。
なお、これに先立って行われた日本・トルコ外相会談終了後の共同記者会見の席上、岡田外務大臣及びダーヴトオール外相によって、「日本年」開幕宣言が行われました。
1.オープニング式典は、高野あゆみさん(「日本年」親善大使を務めるトルコで活躍する日本人女優)の司会で開会が告げられ、和太鼓演奏(壱太郎氏ら3氏。国際交流基金主催事業)で幕を開けました。
和太鼓の迫力ある勇壮な演奏に対し、会場から歓声と大きな拍手が送られました。
和太鼓演奏の後、サドゥクラル土日基金理事長の挨拶に続き、遠山敦子副実行委員長が、「日本年」実行委員会代表として挨拶に立ち、「日本年」の成功が、両国の友好の更なる強化に繋がることを期待する旨述べました。
次いで、岡田外務大臣が挨拶に立ち、「日本年」の開幕を祝福するとともに、「両国民間の絆が「日本年」の開催を機により固いものとなり、幅広い分野の両国間のパートナーシップが発展していくことを期待する」と述べました。
また、ギュナイ文化観光大臣が「日本年」開幕を祝し、日本・トルコ関係の更なる発展を望むとの挨拶を行いました。
2.式典の後半では、能シテ方の梅若猶彦氏による能舞と囃子による能のエッセンスが披露されました。
能舞の持つ神聖な雰囲気を出席者は息をのんで見守り、舞の終了と同時に盛大な拍手喝采が贈られました。
次に、1890年のエルトゥールル号遭難の際に救助に当たった故高野友吉氏の曾孫である堀口徳弘氏から、エルトゥールル号事件とその後の串本町とトルコの友情あふれる交流について紹介があり、出席者からは温かい大きな拍手が送られました。
また、2007年度アンカラ日本語弁論大会優勝者であるブルジュ・セルチュック氏が流暢な日本語でスピーチを行いました。
最後に、アジアの風21による「The Kimono ドラマティックファッションショー」が行われ、着物を使用した創作衣装によるパフォーマンスが行われました。
式典の終了後には、土日基金文化センターのホワイエにおいて、レセプションが行われ、出席者の間で、和やかな懇談が行われました。
3.同日夜には、アンカラ市内の大統領交響楽団ホールにおいて、バイオリニスト・庄司紗矢香氏によるコンサートが行われました。また、同日昼には、土日基金文化センターにおいて、国際協力アカデミー(AICAT)が主催する桜の植樹式(「さくら・プロジェクト」)が行われました。