トンガ王国

トンガ王国(Kingdom of Tonga)

基礎データ

平成30年4月13日

  • トンガ王国国旗

一般事情

1 面積

720平方キロメートル(対馬とほぼ同じ)

2 人口

約11万人(2016年,世界銀行)

3 首都

ヌクアロファ

4 民族

ポリネシア系(若干ミクロネシア系が混合)

5 言語

トンガ語,英語(ともに公用語)

6 宗教

キリスト教(カトリック,モルモン教等)

7 略史

年月 略史
1616年 オランダ人の探検隊が北方の二島を視認
1845年 キリスト教徒のトゥポウI世がトンガを統一
1900年 英国の保護領となる
1970年6月4日 英国より独立

政治体制・内政

1 政体

立憲君主制

2 元首

国王 トゥポウ六世(Tupou VI)(2012年就任,世襲)

3 議会

一院制(議員は議長及び閣僚,貴族議員9名,平民議員17名)

4 政府

首相
サミュエラ・アキリシ・ポヒヴァ(Hon. Samuela 'Akilisi Pohiva)(2014年12月就任)
外相
首相が兼任

5 内政

  • (1)民主化改革が進んでいるが,国王の内政への影響がいまだに大きい立憲君主国である。議会は一院制で貴族代表議員(9名。33家ある貴族間の互選)と人民代表議員(一般選挙により選出)からなる。
  • (2)2000年1月にバエア首相(当時)が辞任し,国王トゥポウ四世(当時)が自身の三男ウルカララ王子(当時外相)を首相に任命した。2002年3月の総選挙では,首都のあるトンダカプ島で民主化推進派が人民代表全議席を獲得し,2005年3月の総選挙後,初めて人民代表議員が閣僚に任命された。また,王室の特権的立場に対する不満を背景に,同年5月に民主化グループによるデモが実施された。また,同年7月には公務員の給与引き上げに端を発した6週間にわたる全国規模の公務員ゼネストが実施され,その際には首相等の辞任,全国会議員の普通選挙での選出及び全閣僚を国会議員から選出すること等の要求があり,国民の中に民主化への支持が高まった。2006年2月にはウルカララ首相が辞任し,同年3月末トンガ史上初めて平民代表のセベレ首相代行が首相に就任した。同年11月には政治改革要求に端を発した暴動が起きたが年末までには事態は収束した。
  • (3)政府は民衆の要求に応える形で,2008年から憲法,選挙制度の改革に向け検討を開始,2010年に憲法及び選挙制度改革法案が可決し,同年11月の総選挙から人民代表議員の定数が9名から17名に増加し(貴族代表議員の定員は変わらず),人民代表議員選挙では民主改革派が大勝した。この総選挙後,新政治制度が導入され,同年12月にはトゥイバカノ貴族代表議員が国会で初めて選出された首相として就任した。
  • (4)新政治制度導入後2度目の選挙が2014年11月に実施され,同年12月に,ポヒヴァ人民代表議員が首相に就任した。
  • (5)2017年11月に総選挙が実施され,2018年1月に,ポヒヴァ首相が再任した。

外交・国防

1 外交

  • (1)英連邦諸国,特に旧宗主国たる英国とは緊密な関係を維持。国連専門機関への加入に積極的。南太平洋の域内協力を推進。
  • (2)トンガは台湾と外交関係を有していたが,1998年11月2日,台湾との関係を終了し,中国との外交関係を樹立した。

2 国防

(防衛よりむしろ治安維持に主眼)
 歩兵部隊,近衛部隊,海軍等で構成されており,その規模は非常に小さい。なお,2004年6月米軍の後方支援のため,44名の兵士をイラクに派遣。また,2011年には,英軍の後方支援のため,55名の兵士をアフガニスタンに派遣。

経済

1 主要産業

農業(コプラ,やし油,かぼちゃ),漁業

2 GDP

4.02億米ドル(2016年,世界銀行)

3 一人当たりGNI

4.060米ドル(2016年,世界銀行)

4 経済成長率

3.4%(2016年,世界銀行)

5 物価上昇率

2.6%(2016年,世界銀行)

6 総貿易額

(1)輸出
14.4百万米ドル
(2)輸入
236.8百万米ドル

(2015年,アジア開発銀行)

7 主要貿易品目

(1)輸出
かぼちゃ,魚類,バニラ,カヴァ
(2)輸入
食料,飲料,家畜,機械・機器,燃料,石油製品

8 主要貿易相手国

(1)輸出
日本,米国,ニュージーランド,フィジー
(2)輸入
フィジー,ニュージーランド,中国,米国

9 通貨

  • パ・アンガ(T$)
  • 1パアンガ=48.3円(2017年5月)

10 経済概況

 財政状態は恒常的に海外援助及び出稼ぎ者からの送金に大きく依存。

 政府は新しい輸出商品作物の開発に熱心で,既に成功しているかぼちゃに次ぐ産品の開発に向けて市場調査や相手国への輸出手続きに関する調査を積極的に行うとともに,産品の品質管理にも力を入れている。

経済協力

1 日本の援助

  2015年度 2015年度までの累計
(1)有償資金協力 なし なし
(2)無償資金協力 17.37億円 217.19億円
(3)技術協力 2.15億円 110.03億円

2 主要援助国

  • (1)オーストラリア(19.8),
  • (2)ニュージーランド(14.1),
  • (3)日本(9.3)

(単位:百万米ドル,2015年度,OECD/DAC)

二国間関係

1 政治関係

 伝統的に親日的。経済・技術協力が増大し,両国関係が一層緊密化。

2 経済関係

(1)貿易額(2016年度,財務省貿易統計)
トンガへの輸出  5.6億円(自動車等)
トンガからの輸入 3.1億円(かぼちゃ,まぐろ類)
(2)日本からの直接投資 なし
(3)進出日本企業数    5社(2016年10月現在,外務省海外在留邦人調査統計)

3 在留邦人数

72名(2016年10月現在,外務省海外在留邦人調査統計)

4 在日トンガ人数

124名(2016年12月現在,法務省在留外国人統計)

5 要人往来

(1)往(1990年以降)
年月 要人名
1990年 降矢,中山,谷議員(APPU)
2001年 小島外務大臣政務官
2003年10月 秋篠宮同妃両殿下
2005年 福島外務大臣政務官
2006年9月 皇太子殿下(故トゥポウ四世の国葬御参列)
2008年8月 皇太子殿下(ジョージ・トゥポウ五世戴冠式御参列)
2012年3月 常陸宮同妃両殿下(故ジョージ・トゥポウ五世の国葬御参列)
2014年2月 三ツ矢外務副大臣
2015年2月 中根外務大臣政務官
2015年7月 皇太子同妃両殿下(トゥポウ六世戴冠式御参列)
2017年5月 二階自由民主党幹事長
(2)来(1982年以降)
年月 要人名
1982年,1985年,1986年 トゥポウ四世国王
1983年 トゥポウトア外務・国防相(後のジョージ・トゥポウ五世)(外務省賓客)
1983年,1987年 トゥイタ副首相
1984年,1985年,1988年,1990年 トゥポウトア外務・国防相(後のジョージ・トゥポウ五世)
1988年 カバリク教育・建設・航空相
1988年 バエア副首相代行(外務省賓客)
1989年2月 トゥポウ四世国王・王妃,バエア労働・商業・産業相(大喪の礼)
1990年 バエア副首相代行(花博賓客)
1990年11月 ピロレブ王女(即位の礼)
1992年,1994年,1995年 トゥポウ四世国王,トゥポウトア外務・国防相(後のジョージ・トゥポウ五世)
1994年 フアカバメイリク副首相兼教育・公共事業・民間航空相(国際防災会議)
1994年 バエア首相(ITU会議)
1995年 トゥポウ四世国王・王妃
1996年,1997年 パウンガ労働通商産業観光相
1997年 バエア首相(第1回大洋州・島サミット及び非公式)
1998年 バエア首相(南太平洋総合展出席)
2000年4月 ウルカララ首相(現トゥポウ六世国王)(第2回太平洋・島サミット,FAOアジア太平洋地域総会)
2000年 トゥポウ四世国王・王妃
2000年 カバリク副首相兼教育・民間航空相
2000年 パウンガ労働通商産業観光相
2001年 バイクネ国会議長
2001年 パウンガ労働通商産業観光相
2001年 トゥポウトア皇太子(後のジョージ・トゥポウ五世)
2001年 ピロレブ王女
2002年 ナナシパウウ王女
2003年 トゥポウトア皇太子(後のジョージ・トゥポウ五世),フイエラケバ土地調査・天然資源相(水フォーラム)
2003年5月 ウルカララ首相(現国王トゥポウ六世)(第3回太平洋・島サミット)
2004年 ウルカララ首相(現国王トゥポウ六世)
2004年 タンギ保健相
2006年 トゥポウトア皇太子(後のジョージ・トゥポウ五世)
2006年5月 セベレ首相(第4回太平洋・島サミット)
2007年11月 タンギ副首相兼保健相
2007年12月 ジョージ・トゥポウ五世国王
2008年3月 セベレ首相(PIF議長,実務訪問賓客),カララス運輸通信相
2008年9月 カララス運輸通信相
2009年5月 セベレ首相(第5回太平洋・島サミット)
2009年7月 カララス運輸通信相(第1回太平洋諸島シンポジウム(於:大東文化大学)出席)
2010年8月 タンギ副首相兼保健相
2010年9月 ヌク公共事業相
2010年10月 タンギ副首相兼保健相(太平洋・島サミット中間閣僚会合)
2011年1月 ジョージ・トゥポウ五世国王
2012年5月 トゥイバカノ首相(第6回太平洋・島サミット)
2012年6月 トゥポウトア・ウルカララ皇太子(戦略的実務者招へい)
2013年10月 トゥイバカノ首相(太平洋・島サミット第2回中間閣僚会合)
2015年3月 シャオシ・オファキヴァハフォラウ・ソヴァレニ副首相兼環境・エネルギー・気候変動・気象・情報・通信相(第3回国連防災世界会議)
2015年5月 ポヒヴァ首相(第7回太平洋・島サミット)
2015年10月 ラヴラブ社会基盤・観光相(太平洋島嶼国観光大臣会合)
2015年11月 シャオシ・オファキヴァハフォラウ・ソヴァレニ副首相兼環境・エネルギー・気候変動・気象・情報・通信相(WTIS2015出席他)
2016年4月 トゥイバカノ国会議長(世界人口開発議員会議)

6 二国間条約・取極

  • 1972年 青年海外協力隊派遣取極

7 外交使節

(1)トンガ駐箚日本国大使
石井 哲也 特命全権大使
(2)本邦駐箚トンガ王国大使
タニア・ラウマヌルペ・タラフォリカ・フシトゥア 特命全権大使
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