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第四回アフリカ開発会議(TICAD IV)
(2008年5月28~30日、於:横浜)
に向けて
2008年1月
TICAD IVに向けて
1.現状認識
(肯定的な兆し)
- アフリカの自助努力を通ずる平和の定着及び、民主化の進展、一層の安定
- アフリカ全体として有望な経済見通し
(課題)
- 貧困、食糧不足、HIV/エイズ、結核、マラリア等の感染症などは依然深刻な問題
- 環境問題及び気候変動への対処は新たな課題
- 圧倒的に若年人口が多い人口構成は、多くのアフリカ諸国にとって大きな困難(同時に利点にもなり得る)
- 幾つかの国・地域では、政治的安定、人権、民主化・グッドガバナンスの面で問題が残存
(オーナーシップの進化とパートナーシップの拡大)
- AU(アフリカ連合)/NEPAD(アフリカ開発のための新パートナーシップ)及びRECs(地域経済共同体)の役割及びイニシアティブの重要性増大
- 国際社会におけるアフリカ及びアフリカ開発への関心はかつてないレベルにまで高揚(新興ドナー諸国、民間セクター、主要な財団等の関与を含む)
2. 基本メッセージ
「元気なアフリカを目指して: 希望と機会の大陸」
3. TICAD IVの重点事項
→国際社会の知恵と資金を結集
4. 手法・アプローチ
- 横断的要素
- AU/NEPAD 、地域経済共同体及び(新興ドナーを含む)二国間・多国間ドナーとの連携強化
- アジアの経験の活用:南南協力、三角協力とりわけアジア・アフリカ協力及びアフリカ内協力の支援
- 人的資源開発、統治能力向上、コミュニティ能力強化
- アフリカ諸国の多様性:各国別の対応が必要
- ガバナンス改善と法の支配促進支援
- 民間セクター、財団、市民社会団体との連携
(参考)
TICAD IVに向けての流れ
- 2003年 第三回アフリカ開発会議(9月29日-10月1日 東京)
- 2004年 TICAD アジア・アフリカ貿易投資会議(11月1日-2日 東京)
- 2006年 TICAD 平和の定着会議(2月17日-18日 アディス・アベバ)
- 2007年
- 3月 TICAD 持続可能な開発のための環境とエネルギー閣僚会議(3月22日-23日 ナイロビ)
G8 開発大臣会合(3月26日-27日 ベルリン)
- 5月 G8 外相会合(5月30日 ポツダム)
- 6月 G8 ハイリゲンダム首脳会合(6月6日-8日)
- 7月 AU総会(7月1日-3日 アクラ)
- 秋(-2008年 春) TICAD IV 関連準備会合及びG8関連会合
- 2008年
- 1月 AU総会
- 4月前半 G8 開発大臣会合
- 5月28日-30日 第四回アフリカ開発会議(野口英世アフリカ賞第一回授賞式)
- 6月26日-27日 G8 外相会合
- 7月7日-9日 G8 北海道洞爺湖サミット