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平成18年2月2日
近年、アフリカ連合(AU)や主要国の和平構築、紛争調停等の努力もあり、アフリカでは、全般的に政治的安定化の傾向が見られている。国連PKOも現在7ミッション(スーダン、コンゴ(民)、リベリア等)がアフリカで活動しており、国際社会において、紛争後の平和構築及び復興のための統合戦略を策定し、持続可能な開発に向けた平和の定着を進める必要性が高まっている。
2月16-17日 アディスアベバ(エチオピア)
(日本政府、国連、GCA(アフリカのためのグローバル連合)、UNDP、世銀の共催)
(1)現在国際社会が極めて重視し一体となり取り組んでいる課題であるアフリカの平和の定着に関し、効果的かつ効率的な枠組み及びプロセスを確立するため、アフリカ、アジア及び欧米諸国、地域・国際機関並びに市民社会の代表が一堂に会し、具体的な経験に基づき議論、提言を行う閣僚級の会議であり、TICADプロセス独自のイニシアティブとして、アフリカ諸国からも高い評価を受けている。
(2)アフリカ各地域及びアジアで様々な「平和の定着」経験を持つ閣僚、有識者を招請し、治安確保、政治ガバナンス・体制移行、復興・社会経済開発の3つの分科会で2日間に亘り議論を深めることにより、まもなく活動を開始すると想定される国連平和構築委員会の目的の1つでもある平和構築に係るベスト・プラクティスの共有が行われることが期待される。
(3)紛争後の平和に定着に向けて様々な課題を有するコンゴ(民)、シエラレオネ、ブルンジ等の代表が自らの取り組みを紹介し、他国と経験を共有することにより、アフリカ自身のオーナーシップが促進される。また、カンボジア、アフガニスタンでの平和の定着の経験も紹介される予定であり、TICADプロセスの特徴であるアジア・アフリカ協力の推進にも繋がることが期待される。
(1)日本:首席代表(調整中)、明石元国連事務次長、駒野前アフガニスタン大使
(2)アフリカ諸国:コンゴ(民)、シエラレオネ、ブルンジ、アンゴラ、リベリア、スーダン等の平和の定着の鍵となる主要国から閣僚が参加予定。ピン・ガボン外相(前国連総会議長)も参加を表明。
(3)アジア・欧米諸国:カンボジア及びG8、ベルギー、ノルウェー、スウェーデン等主要ドナー国から参加予定。
(4)市民社会・NGO:TICAD市民社会フォーラム、ワールドビジョン・ジャパン等