アフリカ

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第5回アフリカ開発会議(TICAD V)高級実務者会合(SOM)の概要

平成24年11月19日

1.日程及び出席者

 11月15日(木曜日)から17日(土曜日)まで,ブルキナファソのワガドゥグ-において,第5回アフリカ開発会議(TICAD V)高級実務者会合(SOM)が開催された。本会合は,ブルキナファソ政府のホストの下,岡村善文外務省アフリカ部長を代表とする日本政府並びに他の共催者であるアフリカ連合委員会(AUC),UNOSAA(アフリカ担当事務総長特別顧問室),UNDP(国連開発計画)及び世界銀行により開催された。46のアフリカ諸国,その他地域機関及び準地域機関,国際機関並びにNGO等からの参加者を含む計約300人が参加した。

2.議論の内容

 本会合では,TICAD共催者側から現在のTICAD Vに向けた準備状況を説明するとともに,現在のアフリカの抱える様々な課題と個々の分野におけるTICAD Vへの期待につきアフリカ諸国の参加者をはじめ国際社会の様々なアクターと議論を深めた。この議論の中で,アフリカの真のニーズに応え,アフリカの「質の高い成長」に貢献するTICAD Vを作っていくための土台となるアフリカ自身の声,国際社会の見解を聴取することができた。

  1. (1)会合一日目(11月15日)の開会式では,開催国であるブルキナファソのバソレ外務・域外協力大臣が開会スピーチを行った。全体セッションでは,岡村アフリカ部長よりTICAD Vの目的とコンセプトが説明され,参加者と議論を行った。
  2. (2)引き続き,二日目午前中まで行われた分科会セッションにおいては,TICAD Vの主要テーマ毎(強固で持続可能な経済(英語(PDF)仏語(PDF)),包摂的で強靱な社会(英語(PDF)仏語(PDF)),平和と安定(英語(PDF)仏語(PDF)))に,各共催者の議長の下,活発な議論が行われた。分科会における議論の内容は,二日目午後に行われた総括セッションにおいて,各議長から報告された。(議長は,強固で持続可能な経済:世界銀行,包摂的で強靱な社会:UNDP,平和と安定:AUC,UNOSSA)
  3. (3)会合二日目(11月16日)午後に行われた市民社会との対話においては,市民社会側よりTICAD Vへの提言が提示され,参加者と議論を深めた。
  4. (4)以上の議論の後,会合三日目(11月17日)には閉会セッションが行われた。議長総括(英語(PDF)仏語(PDF))を発表するとともに,三日間行われた議論を総括した。ここでは,TICAD Vでは,「躍動するアフリカと手を携えて-質の高い成長を目指して-」を全体テーマとすることが確認された。

3.今後の予定

 今後,今回の準備会合の結果を踏まえて,来年TICAD Vへ向けた準備作業が進められる。また,2013年3月16日から17日,エチオピアで閣僚級準備会合が開催される予定。



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