2月18日(月曜日),「第3回TICAD Vに関する外務省・NGO対話」が外務省において開催されたところ,概要は以下のとおりです。
1.日時
平成25年2月18日(月曜日) 14時30分~16時00分
2.場所
外務省内会議室(南庁舎283会議室)
3.出席者
- (1)外務省:伊藤TICAD V担当大使他
- (2)NGO側:鰐部(特活)日本リザルツ コミュニケーション・ディレクター他
- (3)その他:JICA,横浜市
(出席者リスト一覧(PDF))
4. 議事概要
(1) 開催挨拶
会合の冒頭,外務省より伊藤TICAD V担当大使が挨拶を行い,TICAD Vが実りある会合となるよう市民社会と協力して準備を進めていきたい旨述べました。引き続き,NGO側代表として鰐部(特活)日本リザルツ コミュニケーション・ディレクターより,市民社会も責任ある立場としてTICAD Vを盛り上げていきたい旨述べました。
(2)報告事項
外務省側より麻妻アフリカ第二課長が,本年2月7日~8日に開催されたTICAD共催者運営委員会の議論の概要について説明しました。また,NGO側より玉井氏【(特活)アフリカ日本協議会】が,2月6日~9日の日程でアフリカ市民社会関係者を招聘して実施した,市民社会主催イベントについて報告しました。
(3)TICAD V本会合に向けた準備状況等について
伊藤TICAD V担当大使より,本年3月16日~17日にエチオピアで開催予定のTICAD V閣僚級準備会合について,同準備会合のプログラムや主要論点等について説明するとともに,市民社会からの参加につき協力を求めました。また,TICAD V本会合のサイドイベントについて,募集方法の概要や今後のスケジュール等について説明しました。NGO側からは,TICAD Vに向けて日本市民社会が重視する課題に関する提言が示され,TICADに基づくアフリカ・日本の連携拡大等について提案がありました。
(4)意見交換
NGO側よりTICAD Vに向けた重点課題として示された,農業投資のあり方やTICADプロセスにおける市民社会との連携等に関するNGO側・外務省側それぞれの問題意識について意見交換を行いました。また,NGO側より,アルジェリアでの邦人テロ事件を受けて,TICADにおける「平和と安定」に関する我が国としての立場についての変化があったかとの質問があったのに対し,外務省側より,「平和と安定」は経済成長・社会発展の前提であるとの認識の下,引き続きアフリカを取り巻く様々な課題にしっかり取り組んでいくという姿勢は変わるものではない旨説明しました。