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TICAD IV地域準備会合(於:ルサカ)の概要

平成19年11月

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    ムルグシ国際会議場(於:ルサカ)

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  1. 10月30日(火曜日)及び31日(水曜日)にザンビア(ルサカ)においてTICAD IV地域準備会合(東・南部アフリカ諸国を対象とするもの)が開催された。本会合は、ザンビア政府のホストの下、小田野展丈TICAD IV大使(全体会議議長)を代表とする日本政府並びに他の共催者であるUNOSAA(アフリカ担当事務総長特別顧問室)、UNDP(国連開発計画)及び世界銀行により開催。22の東南部アフリカ諸国、その他15ヵ国、9の地域機関及び準地域機関、20の国際機関並びに19のNGOからの参加者を含む計約200人が参加。
  2. 本会合の目的は、共催者側から現在のTICAD IVに関する準備状況を説明し、TICAD IVにおいて望ましい結果を出すために、とりわけアフリカ各地域の参加者から、個々の論点及びTICAD IVの優先事項に関する見解を聴取し、議論することであった。
  3. 会合一日目(10月30日)には、カビンガ・J・パンデ・ザンビア共和国外務大臣による開会のスピーチの後、全体セッションにおいて小田野大使よりTICAD IVの目的とコンセプトが説明された。また、別所浩郎国際協力局長から日本が明年議長国を務めるG8サミットとの関連におけるTICAD IVの意義を説明した。
  4. 引き続いて行われた分科会セッションにおいては、参加者は各地域に分かれて、主要テーマ毎(成長の加速化、MDGs達成、平和と民主主義の定着、環境・気候変動問題への対処)に議論を深めた。南部アフリカの分科会議長は、カポマ・ザンビア外務次官、東部アフリカの分科会議長はワイナイナ・ケニア計画国家開発副次官が務めた。
  5. 会合二日目(10月31日)には、参加者は「パートナーシップ強化」というテーマの下、アジア・アフリカ協力及びアフリカ域内協力等に関して議論を行った。
  6. 以上の議論の後、全体セッションにおいて各分科会議長が前日に行われた分科会セッションの結果について報告を行った。また、市民社会の代表も、前日に行われたNGO間の対話の結果を報告した。
  7. 閉会式では、カポマ外務次官がファシオン・フィリ・ザンビア共和国外務副大臣のメッセージを代読し、TICAD IVの準備過程における本会合の意義を強調した。
  8. TICAD IVの準備会合としては、今次行われた東南部アフリカ会合、11月21-22日にチュニジアで開催される北・西・中部アフリカ会合の計二回の地域準備会合に加え、3月末にガボンで閣僚級準備会合が開催される予定である。
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