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平成21年4月
アフリカ開発会議(TICAD)は、過去15年の間、アフリカにおける民間セクター開発を支援するために、多くの革新的なプロジェクトやプログラムを実施してきました。TICADの枠組みでは、南南協力、特にアフリカとアジアの間の貿易・投資促進の重要性が強調されています。
アフリカ・アジア・ビジネス・フォーラム(AABF)は、選抜されたアフリカ・アジア企業が、集中的なビジネス交渉を行う場です。その目的は、ジョイント・ベンチャー、フランチャイズやライセンス契約、技術移転といった様々な種類の取引に入るためのビジネス・パートナーを発見すること、及び、各種ワークショップやセミナーを通じた技術支援を行うことにあります。
AABFは特に、対アフリカ投資を呼び寄せ、アフリカ・アジア間の貿易を増加させることに主要な目的があります。AABFのコンセプトは、TICAD IIの直接的な成果として形成されました。TICAD IIでは、サブサハラ・アフリカとアジアの間の貿易・投資拡大と同地域間での有用な相互学習プロセスの重要性が確認されています。
参加者数 | MOU数 | MOU総額 (USドルM) |
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アジア | アフリカ | |||
AABF I クアラルンプール、マレーシア、1999 |
120 | 110 | 27 | 24.5 |
6カ国 | 24カ国 | |||
AABF II ダーバン、南ア、2001 |
72 | 158 | 97 | 80.0 |
5カ国 | 17カ国 | |||
AABF III ダカール、セネガル、2004 |
26 | 121 | 55 | 48.4 |
6カ国 | 14カ国 | |||
AABF IV ダル・エス・サラーム、タンザニア、2007 |
44 | 168 | 118 | 156.0 |
7カ国 | 16カ国 |
AABF Vは、ウガンダのカンパラにおいて6月15~17日に開催される予定です。AABF Vは、より多くのアジア人、特に日本人の観光客をアフリカに呼ぶ込むために、観光関連産業のパートナーシップ構築と技術移転を促進します。
2009年6月15日(月曜日)~17日(水曜日)
(※6月8~13日に、アフリカ諸国への事前調査ミッションを派遣予定。)
ウガンダ(首都カンパラ)(スピーク・リゾート&会議場)
日本政府、国連開発計画(UNDP)、国連アフリカ担当事務総長特別顧問室(UNOSAA)、世界銀行。国連工業開発機関(UNIDO)及び世界観光機関(UNWTO)による技術的支援。
アフリカにおける観光促進
観光分野は、アフリカ側の関心が極めて高い。また、同分野は、開発の潜在性が高く、アフリカのイメージ改善に最適。
TICAD IV(2008年)の成果文書の一つである「横浜行動計画」において、09年の早い段階でAABFを開催する旨記載。
(1)観光分野の成功例を参考にした開発モデル策定に向けた官民の政策対話実施。
(2)民間のニーズにあった観光マーケティング、観光商品開拓。
(3)民間同士の具体的商談会の実施。
(4)アフリカのイメージ改善、ポジティブな側面のPR(2010年に南アで開催予定のサッカー・ワールドカップへの準備に向けて)。
(1)全アフリカ諸国
(2)アジア12カ国(中国、韓国、インド、パキスタン、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、日本)
政府関係者、観光関連中間団体、民間企業(観光業界、観光インフラ業界、航空業界、旅行代理店関係者等)、国際機関