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日タイ修好120周年
知ってる?タイと日本

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タイ料理

 一般にタイ料理というと「辛い」とのイメージがあるかと思いますが、甘いものやすっぱいもの、塩辛いものもあり、また汁物や揚げ物、炒め物、あえ物、米料理、麺類などと種類も豊富です。ハーブや香辛料、ナンプラー(魚醤)やガピ(エビをすりつぶして発酵させたもの)などによって香り・味付けがされます。

地方毎の特色

 タイは近隣国と国境で接しており、食文化には周辺地域からの影響が見られます。また、国内でも地方ごとに以下のような特徴があります。
 平均標高1500~1800メートル級の山岳地帯とその間の盆地からなる北部は、ミャンマーやインドの影響も見られラードや豚肉を多用する食文化をもっています。味の特徴としては「マン(脂っぽい)」といわれます。
 標高100~200メートルのコラート高原からメコン河までの囲まれた地域となる東北部はラオスやカンボジアの影響もみられ、また、もち米を主食としています。味の特徴は「ペット(辛い)」及び「ケム(塩辛い)」といわれます。
 チャオプラヤー川を中心とした平野に広がる肥沃なデルタ地域に位置する中部はバラエティーに富んだ素材を使った料理が揃っています。味の特徴は「ワ―ン(甘い)」といわれます。
 海に面した地域が広がるマレー半島部に位置する南部はシーフードやココナッツミルクを使った料理が豊富です。マレーシアに接しイスラム教徒も多いため豚肉料理は少なく、味の特徴は「ペット(辛い)」といわれます。

タイ料理の海外進出

 タイ料理は、美味しいだけでなく健康にも良いということから海外でも人気があり、世界各地にタイ料理店があります。タイ政府によれば、タイ国外には2005年の時点で約9000店のタイ料理レストランがありますが、これを2008年までに2万店に増やすことを目標にプロモーション事業等に取り組んでいるとのことです。
 タイ政府が行っているタイ料理レストランのプロモーション事業のひとつに、品質の高さを保証する「タイ・セレクト」ロゴマークの普及があります。このロゴマーク授与事業は1999年より海外にあるタイ料理レストランを対象に進められてきました。登録・認定に際しては、伝統的タイ料理、現代的なタイ料理、特殊なタイ料理、タイ政府と共同開発した特別メニューを出すレストランチェーンの4つに大別され、さらに「テーブル・サービング」(フルサービス)と「クイック・サービング」(カウンターでのサービスやセルフサービスを主とする)に分けられています。その他にも、タイ国内外におけるタイ料理学校の設立促進、各国語によるタイ料理レシピの本の出版などもプロモーション事業として行われています。

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