台湾

1　面積

3万6千平方キロメートル（九州よりやや小さい）

2　人口

• 約2,342万人（2024年1月）

3　主要都市

台北、台中、高雄

4　言語

中国語、台湾語、客家語等

5　宗教

仏教、道教、キリスト教

6　略史

1　政体

三民主義（民族独立、民権伸長、民生安定）に基づく民主共和制。五権分立（行政、立法、監察、司法、考試）

2　総統

頼清徳（副総統：蕭美琴）

3　議会

立法院長：韓國瑜

4　行政機構

行政院長：卓栄泰、副院長：鄭麗君

5　内政

　1987年7月の戒厳令解除後、政治の自由化と民主化を急速に推進。1996年3月には初の総統直接選挙を実施。2000年の総統選では民進党の陳水扁が当選して、二期8年間民進党政権となったが、2008年の総統選では国民党の馬英九が当選し、二期8年間国民党政権が続いた。その後、2016年1月の総統選では民進党の蔡英文が当選し、二期8年間民進党政権が続いた。

　2024年1月の総統選挙では、民進党の頼清徳が、国民党の候友宜及び民衆党の柯文哲を退けて当選し民進党政権が三期目に入ることとなった。同日行われた立法委員選挙では、国民党が52議席、民進党が51議席、民衆党が8議席を獲得したが、いずれの政党も単独過半数には至らなかった。

　2024年5月20日の総統就任式において、頼清徳総統は「民主、平和、繁栄の新台湾を築く」と題した演説を行い、中華民国の憲政体制に基づき、国を前進させる重責を担うべく取り組んでいくとしつつ、内政、経済、両岸関係、対外関係等に関する方針について説明を行った。

1　外交関係のある国（計12か国）

大洋州（3か国）

ツバル、マーシャル諸島共和国、パラオ共和国

欧州（1か国）

バチカン

中南米・カリブ（7か国）

グアテマラ、パラグアイ、ハイチ、ベリーズ、セントビンセント、セントクリストファー・ネーヴィス、セントルシア

アフリカ（1か国）

エスワティニ

2　軍事力

（1）予算　約4,151億台湾ドル（2023年度、台湾国防部発表）

（2）兵力　約17万人（『ミリタリーバランス2024』等による）

1　名目GDP

7,560 億米ドル（2023年、台湾行政院主計處）

2　一人当たりの名目GDP

32,300米ドル（2023年、台湾行政院主計処）

3　主要産業（製造業）

電子部品、化学品、鉄鋼金属、機械

4　実質経済成長率

1.42％（2023年、台湾行政院主計処）

5　消費者物価上昇率

2.49％（2023年通年平均値、台湾行政院主計処）

6　失業率

3.48％（2023年通年平均値、台湾行政院主計処）

7　外貨準備高

5,706億米ドル（2023年末、台湾中央銀行）

8　貿易総額

• 7,838億米ドル（2023年、台湾財政部統計処）
• （輸出額：4,324、輸入額：3,514、収支：＋809）

9　主要貿易相手先

• （1）輸出（2023年、台湾経済部国際貿易局）：中国、米国、香港、日本、シンガポール
• （2）輸入（2023年、台湾経済部国際貿易局）：中国、日本、米国、韓国、オーストラリア

10　主要貿易品目

• （1）輸出：電子部品、情報通信機器、金属製品、機械、プラスチック・ゴム
• （2）輸入：電子部品、鉱物資源、機械、化学品、情報通信機器

11　通貨

• 新台湾ドル（2023年末時点、台湾中央銀行）
• 1米ドル＝30.73新台湾ドル

12　対外投資

• 266.1億米ドル（2023年、台湾経済部投資審議委員会）
• （対大陸投資を含む）

1　基本的枠組み

　台湾との関係は1972年の日中共同声明にあるとおりであり、非政府間の実務関係として維持されている。

2　経済関係

（1）対台貿易（2023年、財政部統計処）

（ア）貿易額

輸出　443.3億ドル

輸入　314.4億ドル

（イ）主要品目

輸出　機械・電子部品、基本金属・製品、プラスチック・ゴム、化学品

輸入　電子部品、一般機器、化学品、金属・金属製品、光学・精密機器

（2）日本からの直接投資

6.2億米ドル（2023年、台湾経済部投資審議委員会）

3　人的往来（2023年）

• （1）日本からの訪台者数約93万人（台湾交通部観光局）
• （2）台湾からの訪日者数約420万人（JNTO）

4　在留邦人数

21,102人（2023年10月現在、外務省「海外在留邦人数調査統計」）

5　日台関係民間団体（窓口機関）

• （1）日本側：公益財団法人日本台湾交流協会（東京本部、台北・高雄事務所）
• （2）台湾側：台湾日本関係協会（台北本部、東京・大阪事務所、札幌・横浜・福岡・那覇支所）