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第12回日本・スペイン・シンポジウム
（概要と評価）
平成21年11月
11月6日（金曜日）及び7日（土曜日）、第11回日本・スペイン・シンポジウムが東京で開催されたところ、概要及び評価以下のとおり。
1．出席者
（1）日本側
中山太郎・日本側座長（元外務大臣）、福山哲郎・外務副大臣、西村智奈美・外務大臣政務官、丸山純一・横浜税関長、浅川雅嗣・財務省大臣官房参事官、内田和人・株式会社三菱東京UFJ銀行経済調査室長、毛利衛・日本科学未来館館長／宇宙飛行士、坂田東一・文部科学事務次官、黒川清・政策研究大学院大学教授／内閣特別顧問、清水憲男・早稲田大学文学学術院教授、小倉和夫・独立法人国際交流基金理事長、倉成英俊・株式会社電通第2クリエイティブ局コピーライター／CMプランナー、濃野平・闘牛士、高橋文明・駐スペイン大使、福嶌教輝・外務省欧州局参事官他。
（2）スペイン側
アントニオ・ガリーゲス・スペイン側座長（西日財団理事長）、ピケ・ヴエリング社社長（元外務大臣）、インシアルテ・サンタンデール銀行専務取締役、バラゲール・カルロス三世大学副学長、サンス・カサアシア館長、ジョセップ・マリア・マルティン芸術家、ソレール・ビゴー大学教授、セペダ料理コラムニスト、モスコソ議員（社会労働者党）、アリステギ議員（民衆党）、カリエド駐日大使他。
2．概要
- （1）今次シンポジウムでは、「国際金融・経済危機」、「科学技術」及び「文化と青少年交流」から成る3つのテーマにつき、官・民・学等各界の有識者から発表がなされた後、聴衆との間でも活発な質疑・意見交換が交わされた。
- （2）（イ）第1セッション「国際金融・経済危機」では、両国の経済・金融状況及び今後の課題や見通し等について、（ロ）第2セッション「科学技術」では、科学技術政策、両国間の具体的協力、歴史的経緯やグローバルな視点を踏まえた協力や課題等について、（ハ）第3セッション「文化と青少年交流」では、両国の文化交流や若者の交流の現状及び課題について、それぞれ発表が行われた。
- （3）その他、日本科学未来館の視察等が実施された。
3．評価及び成果
- （1）本年8月の政権交代後に実施される初めてのシンポジウム。今回のシンポジウムは東京で開催されたということもあり、福山外務副大臣、西村外務大臣政務官他、日本側からは各界のハイレベルが参加した。また、福山外務副大臣主催レセプションには、財団法人日本スペイン協会の名誉総裁を務めておられる高円宮妃殿下が御臨席された。
- （2）今次シンポジウムで議題となった上記3つの分野における両国の現状や課題がより深く認識される機会となった。また、特に第3セッションには両国の若者が多数参加し、例年以上に率直で自由な質疑・意見交換が交わされた。
- （3）ガリーゲス・スペイン側座長が今回のシンポジウムを最後に座長から退くことが発表され、関係者からこれまでの貢献と尽力に賛辞が贈られた。