サンマリノ共和国

サンマリノ共和国(Republic of San Marino)

基礎データ

平成30年4月13日

  • サンマリノ共和国国旗

一般事情

1 面積

61.2平方キロメートル

2 人口

33,121人(2016年8月)

3 首都

サンマリノ

4 言語

イタリア語

5 宗教

カトリック教

6 国祭日

9月3日

7 略史

 4世紀初頭,ローマ皇帝によるキリスト教徒迫害を逃れるため,マリーノという石工がこの地にたてこもり,信徒を集め共同体を作ったのが建国の伝説とされている。中世にも天然の要塞を利用し外敵の侵入を防ぎ,自由と独立を守り続けた。1631年にローマ法王により独立的地位を認められた。1862年にイタリアとの友好善隣条約を結び近代国家としての主権と独立を確立した。

政治体制・内政

1 政体

共和制

2 元首

執政2名。6か月毎に議会の議員の中から互選し,毎年4月1日と10月1日に就任。

  • ステファノ・パルミエーリ執政(2018年4月就任)
  • マッテオ・チャッチ執政(同上)

3 議会(2012年12月召集)

(1)構成
大評議会のみの一院制。任期は5年,定数は60名。
2016年12月総選挙結果(第17立法期)
  政党/リスト名 議席数
adesso.sm(中道左派) 社会民主左派 14
未来の共和国 11
市民10 10
35
サンマリノ第一
(中道左派)
サンマリノ・キリスト教民主党 10
社会党 3
社会主義者・民主主義者党 3
サンマリノ人 0
16
動く民主主義
(中道)
レーテ連合 8
共にサンマリノ民主運動 1
9
合計 60
(2)選挙制度
比例代表制
(3)解散・総選挙
2016年7月,与党の一角をなす人民同盟が内閣から閣僚を引き揚げたことが直接の契機となって与党連合が崩れ,8月下旬に大評議会が解散された。11月20日に繰り上げ総選挙が行われたが,いずれの政党連合も総得票数の過半数も議席数の半数以上も得られなかったため,12月4日に上位2政党連合による決選投票が行われ,野党「adesso.sm」連合が勝利した。

4 政府

国家評議会。任期は議会の立法期に同じ。

  • 議長は両執政が務める。首相職はなし。
  • ニコラ・レンツィ外務・政務・司法長官

5 内政

  • (1)戦後長年にわたりキリスト教民主党と社会党を中心とする左派勢力との連立政権が続いたが,2000年以後はキリスト教民主党,社会党,民主主義者党(旧共産党)及びその他の政党による連立の組み替えといった政治的に不安定な状況が続いた。
  • (2)2012年11月11日に実施された総選挙では,「サンマリノ公益」連合(中道・中道左派)が勝利し,12月5日にヴァレンティーニ内閣が発足した。
  • (3)2016年7月,与党の一角をなす人民同盟が内閣から閣僚を引き揚げたことが直接の契機となって与党連合が崩れ,8月下旬に大評議会が解散された。11月20日に繰上げ総選挙が実施されたが,いずれの政党連合も総得票数の過半数も議席数の半数以上も得られなかったため,12月4日に上位2政党連合による決選投票が行われ,野党「adesso.sm」連合が勝利した。

外交・国防

1 外交

  • (1)サンマリノは四方をイタリアに囲まれており,歴史的・地理的・経済的に最も同国との関係が深い。イタリアとの友好善隣条約のもとに,通信や郵便等の運営協力を通じて同国と密接な協力関係にある。
  • (2)約100か国と外交・領事関係を有する。
  • (3)従来からユネスコ,世界保健機関(WHO),国際労働機関(ILO)等の国際機関に加盟しており,1992年には国連及び国際通貨基金(IMF)にも加盟した。欧州内においては,欧州安全保障協力会議:CSCE(現欧州安全保障協力機構:OSCE)(1972年),欧州評議会(1988年)等のメンバー。現在は,アンドラ及びモナコとともにEU側と連携協定締結交渉を行うとともに,そのために必要な国内的措置を鋭意進めている(伊との取り決めに基づき,通貨はユーロを使用。)。
  • (4)2008年サンマリノ旧市街が位置するティターノ山がユネスコ世界遺産に登録された。

2 軍事力

通常の意味での軍隊は存在せず,城塞警備隊,大評議会衛兵憲兵隊及び民兵隊からなる護衛隊が任務にあたる。

経済

1 主要産業

観光,金融,繊維,電気,製陶等

2 GDP

1,390百万ユーロ(2014年:サンマリノ経済企画局・統計センター)

3 インフレ率

0.1%(2015年:サンマリノ経済企画局・統計センター)

4 失業率

9.2%(2015年:サンマリノ経済企画局・統計センター)

5 総貿易額・主要貿易品目

  • (1)輸出 1,636百万ユーロ(原料,サービス)(2015年)(2016年サンマリノ外務省資料)
  • (2)輸入 1,576百万ユーロ(原料,サービス,設備機材)(2015年)(2016年サンマリノ外務省資料)

6 主要貿易相手国

イタリア(83.1%),ロシア(1.5%),ドイツ(1.5%)米国(1.4%),オランダ(1.1%)(2014年確定値)(2016年経済企画書)

7 通貨

ユーロ

8 経済概況

  • (1)経済面においては,2008年までは他のユーロ圏諸国平均との比較において良好な成長を続けてきた。その後状況は一変し,国際金融危機,イタリア政府による国外資産の脱税阻止政策及び緊縮財政政策等の影響を受け,2009年から2013年までの4年間で-25.4%の大幅な実質マイナス成長を記録。しかし、2014年にはGDP成長率は-1%にまで回復し,2015年以降は1%のプラス成長に転じる見込みである。
  • (2)雇用面においては,失業率は他のユーロ圏諸国平均に比べて低いものの,2009年以降増加の一途を辿っている。

二国間関係

1 政治関係

  • (1)1961年,領事関係開設,1962年より名誉総領事を交換。
  • (2)1996年11月,外交関係開設。
  • (3)1999年3月,在本邦サンマリノ総領事館開設(2002年12月閉鎖)。
  • (4)2002年12月,在本邦サンマリノ大使館開設。
  • (5)2004年6月,在神戸サンマリノ名誉領事館開設。

2 経済関係

輸入,輸出ともに少額に留まる。
(1)日本からの輸入
約3.6百万ユーロ(2015年)(サンマリノ外務省)
(2)日本への輸出
約4.4百万ユーロ(2015年)(サンマリノ外務省)
(3)日本からの直接投資
記録なし

3 文化関係

 サンマリノ日本友好協会,日本サンマリノ友好協会等による文化事業が両国において随時開催されている。

4 在留邦人数

7人(2015年10月1日現在)(平成28年(2016年)外務省海外在留邦人数調査統計)

5 在日サンマリノ人数等

在日サンマリノ人 1人(2015年12月現在)(2015年法務省出入国管理統計)
訪日サンマリノ人 55人(2015年現在)(2015年法務省出入国管理統計)

6 要人往来

(1)往
年月 要人名
1984年 浩宮殿下(当時)
1987年 福田元総理大臣
(2)来
年月 要人名
1990年 ガスペローニ,ブッチ両執政(即位の礼出席)
2004年 ベラルディ外務長官

7 二国間条約・取極

  • 査証免除取極(1968年)

8 外交使節

  • (1)サンマリノ駐箚日本大使(イタリア常駐) 片上 慶一
  • (2)日本駐箚サンマリノ大使 マンリオ・カデロ
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