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貿易経済日露政府間委員会
貿易投資分科会第6回会合(結果概要)

平成22年9月1日

 9月1日(水曜日),モスクワにおいて,貿易経済日露政府間委員会・貿易投資分科会第6回会合が開催されたところ,概要以下のとおり。

1.出席者

  1. (1)日本側:

    小田部陽一外務審議官(日本側議長)を始めとする外務省及び経済産業省等の関係者

  2. (2)ロシア側:

    スレプニョフ経済発展省次官(露側議長)を始めとする経済発展省,外務省及び産業貿易省等の関係者

2.概要

  1. (1) 本年3月の貿易投資分科会第5回会合,4月の貿易経済政府間委員会議長間会合(日本側議長:岡田外務大臣,ロシア側議長:フリステンコ産業貿易大臣)以降の状況を踏まえ,極東・東シベリア地域において協力が期待される各種プロジェクト(石油・天然ガス・石炭等のエネルギー,環境・省エネ,2012年のウラジオストクAPECに関するインフラ整備等の分野)について,協力進捗に向け政府レベルでとるべき措置について議論。今後も,精力的に取り組むことで一致。
  2. (2) この関連で,日本側から,プロジェクトの経済性に影響を与える制度面(税制,インフラ料金等)の問題,プロジェクト実施を円滑化する措置(税関手続の簡素化等)などについてロシア側の前向きな対応を要請。
  3. (3) メドヴェージェフ大統領の提唱するロシア経済の近代化に関連して,ロシア側は,医療,IT等の分野での協力に期待を表明。日本側から,ロシア側が期待する協力の具体的内容について情報提供するよう求めた。
  4. (4) 日本側から,ロシアによる穀物禁輸措置,ロシア政府が予定するとされる自動車関税の引上げ措置についての問題点を指摘し,強い懸念を表し,ロシアとの間で貿易投資を行う上での安定的な環境整備の必要性を指摘。
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