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野田総理とマーシャル、ナウル、バヌアツ首脳との二国間会談

平成24年5月24日

  • (写真)ロヤック・マーシャル大統領と握手する野田総理
    ロヤック・マーシャル大統領と握手する野田総理
    (写真提供:内閣広報室)
  • (写真)ダブウィド・ナウル大統領と握手する野田総理
    ダブウィド・ナウル大統領と握手する野田総理
    (写真提供:内閣広報室)
  • (写真)キルマン・バヌアツ首相と握手する野田総理
    キルマン・バヌアツ首相と握手する野田総理
    (写真提供:内閣広報室)

 本24日午後4時5分より、野田佳彦内閣総理大臣は,第6回太平洋・島サミットのため来日中のクリストファー・ロヤック・マーシャル諸島共和国大統領(H.E.Mr. Christopher Loeak, President of the Republic of the Marshall Islands)、スプレント・ダブウィド・ナウル共和国大統領(H.E.Mr. Sprent Arumogo Dabwido, President of the Republic of Nauru)、メルテク・サトー・キルマン・リブトゥンバヌ・バヌアツ共和国首相(Hon.Meltek Sato Kilman Livtuvanu,Prime Minister of the Republic of Vanuatu)とそれぞれ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。いずれの会談においても、野田総理より、東日本大震災に際するお見舞いと支援に謝意を表明しました。

  1. ロヤック・マーシャル諸島共和国大統領(16時5分-16時17分)
    (1)冒頭、野田総理より、来日を心から歓迎し、この会談や太平洋・島サミットを通じて、貴国との友好関係を更に強化したいと述べました。

    (2)マーシャル大統領より、太平洋・島サミットへの招待と日本に到着してからの心のこもったもてなしに心から感謝したい、日本からはこれまでも多くの支援を頂いており、マーシャルは二国間のみならず国際場裡でも、環境や人権などの分野を含め、日本との協力を強化していきたいと述べました。

    (3)野田総理より、昨日、国内海上輸送の改善のための船舶の供与に関する交換公文の署名に至ったことは喜ばしく、これらのプロジェクトが貴国の更なる発展に貢献することを期待していると述べました。さらに、国際場裡におけるマーシャルとの協力に感謝し、気候変動問題への対応を含め、引き続き、地域・国際社会の課題解決に向け緊密に協力していきたいと述べました。

  2. ダブウィド・ナウル共和国大統領(16時20分-16時27分)
    (1)冒頭、野田総理より、来日を心から歓迎し、この会談や太平洋・島サミットを通じて、貴国との友好関係を更に強化したいと述べました。これに対し、ダブウィド大統領より、太平洋・島サミットへの招待と日本に到着してからの親切なもてなしへの感謝の表明がありました。

    (2)両首脳は、ナウルが開発に向けて直面する様々な困難と課題につき意見を交換し二国間の協力を強化することで一致するとともに、国際場裡においても協力を一層強化することについても一致し、さらに野田総理からは、気候変動問題への対応を含め、引き続き、地域・国際社会の課題解決に向け緊密に協力していきたいと述べました。

  3. キルマン・バヌアツ共和国首相(16時30分-16時42分)
    (1)野田総理より、豊かな観光資源を有するバヌアツから訪日されたキルマン首相を心から歓迎し、両国の友好関係を更に強化したいと述べました。これに対し、キルマン首相より、太平洋・島サミットへの招待への感謝を述べるとともに、世界情勢の多くの面で進展がある中で、太平洋地域における日本の存在は重要であり、このように顔を合わせて意見を交換することが大切であると述べると共に、日本のバヌアツおよび太平洋島嶼国への支援に感謝すると述べました。

    (2)野田総理より、昨日、貴国にとって初めての円借款となる国際埠頭整備に関し、交換公文の署名に至ったことを嬉しく思う、このようなインフラ関係のプロジェクトが、貴国の発展に貢献することを期待すると述べたのに対し、キルマン首相からは、これは日本のバヌアツに対する多くの支援の一つであるとして、埠頭整備ならびに病院改善のプロジェクトに対し感謝の表明がありました。

    (3)両首脳は、国際場裡における一層の協力につき合意し、気候変動問題への対応を含め、引き続き、地域・国際社会の課題解決に向け緊密に協力していくことにつき一致しました。

    (4)最後に野田総理より、キルマン首相と生まれた年が同じであることに親近感を覚えると述べたのに対し、キルマン首相も1957年は良い年であると応えました。
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