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平成24年4月
4月21日 沖縄県宜野湾市(琉球海炎祭2012)
4月22日 那覇市(イオン那覇ショッピングセンター)
4月22日 南風原町(イオン南風原ショッピングセンター)
4月21日~25日 イオン南風原ショッピングセンター
4月27日~5月6日 ゆいレール県庁前駅
5月9日~14日 沖縄県立図書館
5月21日~25日 沖縄県庁本庁舎1階 県民ホール
琉球大学学術国際部国際課 金城、棚原
電話番号:098-895-8033 ファックス:098-895-810
メールアドレス:kokenkyu@to.jim.u-ryukyu.ac.jp
日本の最南端の160の珊瑚礁からなる沖縄県では,交通の不便さや島内での水資源の確保の難しさなど島特有の問題を抱え,これまでその克服に取り組んできた。沖縄県では島特有の経験や地理的条件をばねに,日本とアジアや大洋州の国々との架け橋として「21世紀の万国津梁の実現」や「世界に開かれた交流と共生の島」を目指す取り組みが始まっている。このような沖縄県の新たな取り組みを紹介するとともに,沖縄県と太平洋島嶼国のWin-Winの関係構築に向けたJICAの取り組みを紹介。
ツバルは,国土の標高が1~3mと低く,地球温暖化の影響による海面上昇により水没の危機に瀕していると言われる。これは急増する人為圧力によってサンゴ礁生態系の劣化が進み,国土の堆積物を作るサンゴや有孔虫の生産量が減少していることが原因とも言われている。本セミナーでは,JICAが東京大学と協力して,サンゴ礁や有孔虫(いわゆる星の砂)など生物起源による砂の生産・運搬・堆積を生態工学的手法を用いて促進し,環礁の長期的な復元力向上や,ツバルの人々の継続的なモニタリング能力構築や人材育成の整備等を行っているJICAの取り組みを紹介する。
大洋州地域は,頻発するサイクロンや津波,洪水などの自然災害の影響を受けやすく,また,いずれの国も複数の島から構成され,運輸・情報通信体制が整っていないため,災害情報が住民に迅速かつ的確に伝達されず,緊急援助も行き届きにくい環境にある。セミナーでは,フィジーとソロモン諸島を対象に,住民が安心して適切なタイミングで避難できる体制づくりの実現を目指し,災害時の警報発令や緊急対応を担う両国の国家災害管理局の能力強化,ハザードマップの作成,住民向け避難訓練など防災啓発活動の実施を支援するJICAの協力を紹介。