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「より強く繁栄した太平洋地域のための沖縄パートナーシップ」
のための豪州、日本、ニュージーランドによる
開発援助国(ドナー)間協力の促進に関する
共同ステートメント
平成18年5月27日
(英語版はこちら)
日本と太平洋諸島フォーラム(PIF)メンバー間の新たなパートナーシップの枠組を構築する首脳宣言:「より強く繁栄した太平洋地域のための沖縄パートナーシップ」を念頭に置き、豪州、日本及びニュージーランドの政府は(以下「三国政府」という)以下の共同ステートメントを発出した。
- 豪州、日本及びニュージーランドは、より強く繁栄した太平洋地域は全ての者の利益であるとの認識の下、三国政府は、2005年10月にパプアニューギニアで採択されたパシフィック・プランの実施のために、個別及び共同の努力を払い、また、必要な改革を実施するという太平洋島嶼国の決意に留意した。三国政府は、太平洋島嶼国によるパシフィック・プランの実施についてのオーナーシップが、その成功の決定要素となることを認識した。
- 三国政府は、太平洋島嶼国がパシフィック・プランの目標及び目的を追求することについてこれら諸国を支持するというコミットメントを再確認した。
- これを受け、三国政府は、太平洋地域における開発課題に関し、援助担当部局の高級実務者レベルの間の政策協議を強化することを決意した。右協議は、援助政策に関する意見交換を促進すること、また、太平洋地域における援助の効果と援助協調を増進するための、三国政府間の実際的な協力関係を支えることを意図している。三国政府はまた、太平洋島嶼国による努力をよりよく支援するため、他の援助国との政策対話を強化することが望ましいことを認識した。
- 首脳宣言において、日本及びPIFメンバーが、国際社会に太平洋地域とのパートナーシップを強化するよう求めたことを想起し、三国政府は、援助国協調及び太平洋島嶼国による開発目標達成のための努力を支援するためのキャパシティ・ビルディング(能力開発)を促進させるため、域内の既存の援助国/被援助国協議の枠組を十分活用する意義を見出した。
- 三国政府は、貧困を削減し、被援助国の繁栄と人々の福祉を促進するとともに、実施における説明責任と透明性が確保される援助国による支援を、支持することを確認した。