中東
安倍総理発タミーム・カタール国首長宛祝辞の発出
平成25年6月26日
本26日,安倍晋三内閣総理大臣は,6月25日にタミーム・カタール国首長(H.H. Sheikh Tamim bin Hamad Al Thani, the Emir of the State of Qatar)が即位したことを受けて,タミーム首長に祝辞を発出しました。
祝辞の中で,安倍総理は,日本政府及び国民を代表して祝意を伝えるとともに,皇太子としてタミーム首長が,外交,教育,保健等の分野で活躍されてきたことへの敬意を表し,カタールとの良好な関係を一層強化するため,全力を尽くすことなどを伝えました。
【参考1】タミーム新首長の略歴
1980年 ドーハに生まれる(33歳)
1997年 カタール国軍入隊
1998年 英国サンドハースト陸軍士官学校卒業
2000年 カタール・オリンピック委員会総裁(ドーハ・アジア競技大会組織委員会委員長)
2002年 国際オリンピック委員会委員
2003年 カタール皇太子に就任(国軍最高副司令官兼任)
2013年 カタール首長即位
他にカタール投資庁総裁,最高教育評議会総裁等を兼任。
2009年5月に公式実務賓客で訪日。
【参考2】ハマド・カタール首長の退位宣言
6月25日8時(現地時間)(14時(日本時間))に行われたハマド首長による退位宣言の主なポイントは以下のとおり。
- 今や,祖国の歩みにおいて新たなページを開く時が来た。そこでは,新たな世代が力強い潜在力と創造的思考をもって責任を担っていくことを申し出ている。
- 私は,祖国及び国民に奉仕する別の立場に移るにあたり,自分は,何よりもアッラーの意に適ったやり方で,自らの責務を忠実に果たし,自らの責任を誠実に全うしたであろうこと,そして,あなた方が自分に寄せてくれた信任と信頼に応えてきたであろうことを信じている。
- 私は,シェイク・タミーム・ハマド・アール・サーニに統治権を移譲することを宣言する。