中南米
彬子女王殿下のチリ御訪問
平成25年10月4日


9月7日~12日、彬子女王殿下は、チリ共和国を公式訪問されたところ、概要、意義は以下のとおり。
1.概要
彬子女王殿下は、チリ共和国政府の招待を受け、9月7日から12日まで同国を公式訪問された。女王殿下は、御滞在中、ピニェラ大統領表敬、モレノ外相主催昼食会、イースター島御訪問、バルパライソ市御訪問等を含む御日程を精力的にこなされた。
なお、9月5日から7日までお立ち寄りになったアルゼンチンにおいて、「被災地支援感謝の集い」に御臨席になった。
- 女王殿下御言葉(PDF)
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2.意義
(1)日チリ両国は伝統的に良好な関係にあり、近年では、経済分野のほか、科学・学術分野でも交流が拡大するなど、裾野の広い二国間関係が着実に構築されつつある。特に、2010年2月のチリ地震及び2011年3月の東日本大震災に対する相互の震災支援を通じ確認された。両国の絆が、今回の御訪問を通じてより一層深まった。
(2)1960年のチリ地震による津波で被災した宮城県南三陸町では、1990年代にチリとの交流が始まり、チリから寄贈されたモアイ像が設置されていた。しかし、東日本大震災のために同モアイ像は倒壊してしまったため、チリ側関係者の尽力により、本年5月、新たなモアイ像が寄贈され、被災地の人々を勇気づけた。イースター島を御訪問になった女王殿下は、南三陸町へのモアイ像寄贈に尽力した関係者に対し謝意を表明され、両国の親善がより一層増進された。