国・地域
JENESYS2.0
在韓公館選抜韓国高校生による外務省訪問
平成25年4月15日


JENESYS2.0の韓国第二陣として4月10日から16日まで訪日している韓国高校生約30名が,15日午後,外務省を訪問し,金杉アジア大洋州局参事官を表敬しました。
冒頭,金杉参事官から歓迎の言葉を述べ,単なる旅行では経験できない多くのことをJENESYS2.0を通じて経験できたかと思うので,今回の訪日経験を基に,引き続き日本に関心を持っていただき,今後,日韓関係の最前線で「架け橋」として活躍される方になっていただきたい旨挨拶しました。
つづいて,訪日学生を代表して大田聖母女子高等学校の全海潾(チョン・ヘリン)さんから研修報告がありました。全海潾さんからは,これまで何度か旅行で日本を訪問したことがあるが,今回のプログラムでは,旅行では探し得なかった日本の魅力を感じることができた,特に訪問先である群馬県みなかみ町でのホームステイでは,短い期間ではあったものの,ホストの皆さんが実の孫のように接してくれて,日本の最大の魅力は温かい情と心であると感じたとの感想を述べました。また,群馬県高崎市で経験した達磨の絵付けでは,伝統文化を維持するだけでなく,これを開発し,現代の形にアレンジしようとする努力を知り,たくみの里では,住民達が協力しながら,農村の活性化のために農業を活かしつつ観光産業を開発しようとする姿に感銘を受けた,また,都内では原宿視察等を通じて,異なる文化を受入れながら新しい文化を創ろうとしている姿に驚く等,今回は,多くの日本人と接する中で,多くのことを肌で感じることができた旨述べつつ,帰国後は,ぜひ自分達が感じてきた日本の魅力を多くの友人や家族に伝えていきたいとの挨拶がありました。
その後,質疑応答の時間には,水原外国語高等学校の宣垠綵(ソン・ウンチェ)さんから,ホームステイを通じて新たに知った日本文化の紹介があり,また,日本の至るところに浸透しつつある韓流ブーム等から日韓関係の発展を感じつつも,一方で,日本の人々が自国の文化を守り愛する姿を知ることができたとの発言がありました。その他,日本の環境政策における自転車文化の浸透や外務省の考えるクールジャパンについての質問等があり,金杉参事官から適宜回答しました。