中東
アラブ連盟(LAS)組織
令和6年10月8日

- アラブ連盟はカイロに本部を置き、事務総長を長として、国際政治局、パレスチナ・アラブ被占領地局、経済局、アラブ・国家安全保障局、社会局等11の局課室からなる事務局、加盟国から派遣される各国のアラブ連盟常駐代表が業務を遂行している。
- 最高意思決定機関は閣僚級理事会(外相級、議長国持ち回り)で、アラブ連盟本部において年2回定例理事会を開催される。また、年に1回、加盟国の都市でアラブ首脳会議が開催されるほか、加盟国の要請によって緊急理事会を随時開催できる。個別の案件・議題は、分野別の閣僚級会合(保健、水、電力等15分野)での協議を経て社会経済理事会(高級実務者級)において検討・決定し、閣僚級定例理事会で承認される。
- また、分野別の閣僚級会合での決議に基づき、アラブ連盟傘下にアラブ科学技術海運アカデミー、アラブ地震・自然災害リスク防止センター等の教育・研究機関が設置されている。
- アフマド・アブルゲイト事務総長(元エジプト外相)は、2016年7月に就任、2021年7月に再任され、2026年7月までの任期。(歴代の事務総長は、一部例外を除き、エジプト人が務めている。)