リヒテンシュタイン公国

リヒテンシュタイン公国(Principality of Liechtenstein)

基礎データ

平成29年8月8日

  • リヒテンシュタイン公国国旗

一般事情

1 面積

160平方キロメートル(小豆島にほぼ相当)

2 人口

37,686人(2016年)

3 首都

ファドーツ(人口5,429人)

4 民族

主としてゲルマン民族(外国人約34%)

5 言語

独語

6 宗教

カトリック約76%,プロテスタント約9%,イスラム教約5%(2010年国税調査)

7 ナショナル・デー

8月15日

8 略史

 ヨハン=アダム=アンドレアス公が,1699年,シェレンベルク領(現在の低地部)を,ついで1712年,ファドーツ領(現在の高地部)をそれぞれ購入し,公国の基礎を固める。

年月 略史
1719年 神聖ローマ帝国カール6世が両領に対し自治権を付与,リヒテンシュタイン公国に昇格。
1852年 オーストリアと関税同盟締結。
1919年 オーストリアが第1次大戦に敗北,ハプスブルク帝国崩壊。 →リヒテンシュタイン,オーストリアとの関税同盟を解消。
1921年 憲法制定
1923年 スイスと関税同盟を締結,スイス・フランの導入。
1975年 OSCE(欧州安全保障協力機構)加盟
1990年 国際連合加盟
1991年 EFTA(欧州自由貿易連合)加盟
1995年 EEA(欧州経済領域)加盟,WTO加盟
2003年 憲法改正

政治体制・内政

1 政体

立憲君主制

2 元首

ハンス=アダム2世(Hans Adam II)公爵(第13代公爵)

3 議会

 一院制,全25議席。議員の任期は4年。選挙区は,ウンターラント(低地地区,15議席)とオーバーラント(高地地区,10議席)。

4 政府

  • (1)首相 アドリアン・ハスラー(進歩市民党,FBP)
  • (2)外相 アウレリア・フリック(進歩市民党,FBP)(女性)

5 内政

(1)1989年11月,フランツ=ヨーゼフ2世公爵の逝去に伴い,ハンス=アダム2世公爵が即位。その後,2004年8月,ハンス=アダム2世公爵はアロイス皇太子を摂政(国家元首代行)として全権を移譲。
(2)政府・議会
政府は,首相を含めて5名の閣僚によって構成される。閣僚の任期は4年。
1938年から1997年まで,祖国連合(VU)及び進歩市民党(FBP)の連立政権が続いた。1993年には自由リスト(FL)が始めて議会に進出した。1997年以降も伝統的与党であるVU又はFBPによる単独政権又は両者による連立政権が続いている。
2013年2月の議会選挙では,進歩市民党が第一党に返り咲くと共に,無所属党(左派)が初めて議席を獲得。2017年2月の議会選挙では進歩市民党が第一党の地位を維持。
【現在の政権】(2017年3月発足)
首相兼財務大臣
アドリアン・ハスラー(FBP)
副首相兼インフラ,環境,経済,スポーツ大臣
ダニエル・リッシュ(VU)
外務,司法,文化大臣
アウレリア・フリック(FBP)
内務,教育大臣
ドミニク・ガンテンバイン(VU)
保健大臣
マウロ・ペドラツィニ(FBP)
(3)地方政治
11のゲマインデ。

外交・国防

1 非武装中立

 1866年の普墺戦争を契機として非武装中立政策をとるに至り,今日まで同政策を維持している。

2 スイスとの関係

 リヒテンシュタイン公国の在外公館は在スイス大使館,在ドイツ大使館,在オーストリア大使館や一部の国際機関に限られ,領事業務については,スイスがリヒテンシュタインの利益代表を務める(1919年の合意に基づくもの。)。

3 軍事力

 軍は1868年に最終的に解消。その後は軍を有さず。

経済

1 GDP総額

5,258百万スイス・フラン(2014年:リヒテンシュタイン経済研究所)

2 一人当たり国民所得

186,602スイス・フラン(2014年,リヒテンシュタイン統計局)

3 失業率

2.4%(2015年:リヒテンシュタイン統計局)

4 主要産業

精密機械,医療機器

5 貿易

  • 輸出 3,355百万スイス・フラン
  • 輸入 1,980百万スイス・フラン

 (2016年,リヒテンシュタイン統計局,スイスとの貿易を除く)

6 通貨

スイス・フラン(CHF)

二国間関係

1 政治関係

伝統的に友好な関係。我が国との正式な外交関係樹立は1996年6月。

2 経済関係

  • 対日輸出 57百万スイス・フラン
  • 対日輸入 42百万スイス・フラン

 (2016年,リヒテンシュタイン統計局)

3 在留邦人数

13人(2015年10月現在)

4 在日リヒテンシュタイン人

11人(2016年12月,法務省在留外国人統計)

5 最近の要人往来

(1)往
年月 要人名
1984年,1985年 徳仁親王殿下は英国御修学中,二度にわたりリヒテンシュタイン家の招待により御訪問。
1986年 大来左武郎顧問
1988年 紀宮殿下
1989年 礼宮殿下フランツ=ヨーゼフ2世公殿下の葬儀に参列
1996年3月 遠山文部省顧問(前文化庁長官)
(2)来
年月 要人名
1986年 ハンス=アダム皇太子同妃両殿下
1989年 大喪の礼にハンス=アダム皇太子同妃両殿下御参列
1990年 即位の礼にアロイス皇太子殿下御参列
1998年 長野五輪の際にノラ王女殿下(IOC委員)
2012年 アロイス皇太子殿下,チュッチャー首相

6 二国間条約・取極

  • 我が国は,スイスとの間の査証免除取極,経済連携協定等をリヒテンシュタインとの間にも適用。
  • 2012年末,租税情報交換協定発効
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