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日・レソト首脳会談について
平成19年8月8日
- 8月8日、11時40分より約40分間、安倍晋三総理大臣は、総理官邸において来日中のベスエル・パカリタ・モシシリ・レソト王国首相と首脳会談を行った。
- 首脳会談においては、冒頭、安倍総理より本年の在京レソト大使館開設を歓迎した上で、大使館開設が二国間関係の強化に大きく貢献することを確信している旨伝達した。これに対し、モシシリ首相より、大使館開設は友好な二国間関係の象徴であると述べた上で、小学校建設など人材育成の分野を中心とした日本のこれまでの経済協力に対する感謝が伝えられた。
- 続いてTICAD(アフリカ開発会議)に関して、安倍総理より、TICADIVのコンセプトを述べるとともに、モシシリ首相の同会議への参加表明に対し感謝の意を示した。これに対し、モシシリ首相は、TICADプロセスがアフリカにとり重要であり、喜んで会議に参加したいと述べた。
- 次に、安倍総理より「美しい星50」の温暖化対策の提案を説明し、モシシリ首相は、環境問題はレソトにとっても重要であり右提案を支持する旨表明した。
- また、国際場裡における協力については、安倍総理より我が国の安保理常任理事国入りへのレソトからの支持に対し感謝の意を表するとともにアフリカ諸国の活発な議論を期待している旨伝達した。更に、北朝鮮の拉致問題について、昨年の「北朝鮮の人権状況決議」へのレソトの支持に対する感謝の意を表明したところ、モシシリ首相は、レソトは拉致問題のような基本的人権の侵害には非常に厳しい見方をしており、同問題の解決のため日本を引き続き支持すると述べた。