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平成20年4月
4月16日、「21世紀東アジア青少年大交流計画」の一環として来日しているタイの高校生一行80名が、宇野治外務大臣政務官を表敬するため外務省を訪れました。
冒頭、宇野政務官より、日タイ修好120周年の昨年は、様々な記念事業が両国で行われ、自分もタイを訪れ、タイの人々と盆踊りに参加した、今回のプログラムでは4つのグループに分かれて日本の地方を訪れたり、日本人や日本の社会に対する理解を深める機会としてホームステイも盛り込まれており、人々との交流を通じて日本について多くのことを知り、様々な経験をしてほしい、また、タイに戻ってからも家族や友人に今回の訪問のことを伝え、今後の日本とタイの掛け橋になってほしい旨挨拶を行いました。
引き続き、タイ王国社会開発・人間の安全保障省のキッティ社会的弱者の福祉・保護・エンパワーメント事務所所長より、青少年交流を通じてアジアの諸国と日本との友好と理解が更に深まることを期待している、ホームステイでは日本の家族と生活を共にすることでタイの青少年の日本に対する親近感が増すものと思う、また、本事業は、経済、社会、文化等の様々な分野での将来にわたって交流の礎を築くものであり、青少年が貴重な経験を積むことで、彼ら自身のみならず、タイの発展にとっても重要な意味を持つ旨一行を代表して挨拶を行いました。
また、今回の招聘で訪日した高校生を代表してチャットリーさんから、昨15日に日本に到着して以来、期待に胸が高鳴っている、東アジア青少年大交流計画を提唱した安倍前首相及び本事業を推進している日本政府及び関係機関へ感謝したい旨の挨拶が行われました。
その後の質疑応答においては、日本人から見たタイ人の美点、日本の少子高齢化や森林保護をはじめとする社会・環境問題、青少年の心の健康に関する日本政府の政策等についてタイ高校生より質問があり、宇野政務官よりそれぞれ説明を行いました。また、宇野政務官より、日本の第一印象について質問したのに対して、タイ高校生からは、規律正しく、清潔で現代的な国であるとの印象を持ったとの返答がありました。
一行は、北海道、愛知、島根、鹿児島の4グループに分かれて地方を訪れ、ホームステイや施設見学等を通じて日本社会に対する理解を深めた後に、東京に戻って訪日の成果報告会を行い、24日に帰国の途につく予定です。
(緊張の面持ちで政務官の挨拶を聞くタイ高校生一行)
(日本の伝統工芸品を政務官より寄贈)