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平成20年7月
7月13日(日曜日)から7月21日(月曜日)にかけて「21世紀東アジア青少年大交流計画」の一環として訪日している香港・マカオ高校生訪日団52名が、14日(月曜日)午後に、外務省を訪問し、宇野治外務大臣政務官を表敬しました。なお、「21世紀東アジア青少年大交流計画」による香港・マカオ高校生の訪日は今回が初めて。
(1)先ず、宇野治政務官より、香港・マカオ高校生訪日団には、記念すべき第1陣としての誇りを胸に、日本でしっかりと交流し、将来の日本と香港、日本とマカオの友好関係を担う小さな外交官になってもらいたい旨の挨拶を行いました。
(2)続いて、ジェニー・チョック香港特別行政区東京経済貿易代表部首席代表より、訪日団には、日本の高校生との交流やホームステイなどを通して多くの経験をし、多くの友人を作ってもらいたいとの挨拶を行いました。
(3)次に、黄詩麗香港団団長から、この貴重な機会に、日本の文化や教育、習慣等の各方面で理解を深めていきたいとの挨拶が、李宝田マカオ団団長からは、この訪日をきっかけに、日本の文化への理解と友情を深め、日本と香港・マカオの交流を深めていきたいとの挨拶がありました。
(4)最後に、質疑応答が行われ、東京の美しい景観に関心を持った香港・マカオの高校生からは、日本はどのように環境保全を呼びかけているのか、発展と保存のバランスをどう考えているのか、などの質問が出されました。
7月14日(月曜日)夜、日本青年館にて、香港・マカオ訪日団に対する歓迎レセプションが開かれました。
歓迎レセプションでは、
(1)マカオ高校生代表として男女2名が中国語・日本語両方による挨拶を行い、この機会に日本の文化、習慣への理解を深め、日本と香港・マカオの交流・友情を強めていきたいと誓った上で、関係者に対して心からの感謝を述べました。
(2)宇野治政務官からは、香港・マカオ高校生訪日団に対し、翌日以降の高校訪問、ホームステイなどの日程をしっかりこなし、等身大の日本を理解して欲しいとの挨拶を行いました。
歓談の際には香港・マカオの高校生と日本の高校生が親密に交流し、終始なごやかな雰囲気でした。最後には双方の高校生によりパフォーマンスが披露され、日本の高校生は日本のポップソングなどの合唱を、マカオの高校生は日本語による歌の合唱やポルトガルの踊りを、香港の高校生は日本のアニメソングを含むメドレーの合唱を披露しました。
7月14日(月曜日)午前、東京大学・山上会館にて、伊藤元重・東京大学大学院経済学研究科教授より、香港・マカオ高校生訪日団に対し、「グローバル経済における日中経済関係」というテーマでご講演いただきました。概要は以下の通りです。
(1)はじめに、伊藤教授により、現代社会を見る上で重要な視点となるグローバル化の展開や、地域経済、特に東アジアにおける日中経済、及び香港・マカオの果たす役割の重要性等についてご講演いただきました。双方向の対話を交えながらの講義で、香港・マカオの高校生たちは、伊藤教授の言葉に一つ一つうなずきながら、真剣なまなざしで聞いていました。
(2)その後、質疑応答が行われ、香港・マカオ高校生たちから、東アジアにおける単一通貨政策の是非や中国経済の今後の動向など、ハイレベルな質問が活発に出されました。