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ジャグデオ・ガイアナ大統領の来日(概要と評価)

平成19年6月29日

1.概要

(1)バラット・ジャグデオ・ガイアナ大統領は、6月24日(日曜日)から27日(水曜日)まで、実務訪問賓客として来日した。

(注)ジャグデオ大統領は、1993年に大蔵次官として来日(経済協力に係る協議のため)

(2)日本滞在中の主要行事は以下のとおり。

主要行事
日付 行事
6月25日(月曜日) 皇太子殿下御接見
国連大学での講演
 テーマ「小国の挑戦:持続可能な発展と未来」
無償資金協力に係る交換公文(E/N)署名式
6月26日(火曜日) 都内視察
日・ガイアナ首脳会談及び環境共同声明署名式

2.評価

(1)二国間関係の強化

 本年は、日・ガイアナ外交関係樹立40周年。ガイアナの国家元首訪日は、1990年のホイト大統領(即位の礼出席)以来であり、日ガイアナ首脳会談の実施は初めて。40周年という記念の年に、二国間関係上大きな節目となる訪日となり、これを機に友好協力関係が一層促進されることが期待される。

(2)環境・気候変動分野での協力促進

 安倍総理が5月に提案した「美しい星50」をジャグデオ大統領が高く評価し賛同したことを踏まえ、気候変動をはじめとする環境分野での両国の協力推進に向けた共同声明が発出された。今回の共同声明は、「美しい星50」発表後、我が国が発出する環境・気候変動分野に特化した最初の共同文書であり、大きな外交的意義がある。

(3)日・カリコム関係の強化

 両国は協力して、日・カリコム関係の更なる関係強化を図ることで一致。

(4)国連安保理

 ジャグデオ大統領は、早期の国連改革の必要性及び我が国の常任理事国入りを引き続き支持し、カリコム諸国に対しても我が国支持を働きかける旨約束した。2008年の非常任理事国選挙についても支持を表明した。

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