欧州(NIS諸国を含む)

世界地図 アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ

「V4+日本」東方パートナーシップ・セミナー
Visegrad and Japan, together for Eastern Partnership
(概要)

平成25年2月6日

  • (写真)「V4+日本」東方パートナーシップ・セミナーVisegrad and Japan, together for Eastern Partnership(概要)-1
  • (写真)「V4+日本」東方パートナーシップ・セミナーVisegrad and Japan, together for Eastern Partnership(概要)-2
  • (写真)「V4+日本」東方パートナーシップ・セミナーVisegrad and Japan, together for Eastern Partnership(概要)-3
  1. 2月5日(火曜日),日本とヴィシェグラード4か国(V4:ポーランド,チェコ,ハンガリー,スロバキア)による「V4+日本」協力の一環として,駐日ポーランド大使館をはじめとする駐日V4各国大使館,そして,留学生交流及び中・東欧言語の語学講座開設等によりV4諸国との学術交流を進める学校法人城西大学との共催により,「V4+日本」東方パートナーシップ・セミナーが開催されました。
  2. セミナー冒頭では,日本政府を代表し,城内実外務大臣政務官が基調講演を行い,基本的価値観を共有する我が国とV4の間で,双方にとり関心の高い地域における「民主主義」や「法の支配」の確立といった政治的側面にも焦点をあてた本セミナーの開催を契機に,経済的側面の協力を中心としてきた「V4+日本」協力を,今後,更に深めていくことが可能となる旨述べるとともに,我が国による東方パートナーシップ対象国(グルジア,ウクライナ,アゼルバイジャン,モルドバ,アルメニア,ベラルーシ)に対するこれまでの支援につき説明しました。続いて,グラジナ・マリア・ベルナトヴィチ・ポーランド外務次官,ハンス・ディートマール・シュバイスグート駐日欧州連合代表部も基調講演を行いました。
  3. 基調講演に続いて行われた各セッションにおいては,我が国,V4諸国及び東方パートナーシップ対象国から参加した実務担当者及び専門家が,東方パートナーシップの4つのプラットフォーム(1)民主主義・良い統治・安定,2)経済統合・EUとの政策との収斂,3)エネルギー安全保障,4)人の交流)にもとづき,プレゼンテーションを行い,外交団,城西大学関係者及び学生をはじめとする一般聴衆とディスカッションを行いました。
  4. 今回のセミナーでは,我が国にとって重要な地域である東欧諸国を対象とするEUの東方パートナーシップを取り上げることにより,同パートナーシップの今後の現状・見通し等につき,我が国,V4,東方パートナーシップ対象国の関係者間で理解を深めることができ,「V4+日本」枠組みにおける東方パートナーシップ支援に向けての今後の協力関係について考える機会となりました。

(参考)東方パートナーシップとは

 EUがポーランド及びスウェーデンの提唱を受け,欧州近隣国政策(ENP)の一環として,東方6か国(グルジア,ウクライナ,アゼルバイジャン,モルドバ,アルメニア,ベラルーシ)に対する地域的協力関係を強化するための枠組として策定したもの。東方パートナーシップは,地域の安定化のために,対象国との協力関係を4つのプラットフォーム(民主主義・良い統治・安定,経済統合・EUとの政策との収斂,エネルギー安全保障,人の交流)に沿って実施される。


このページのトップへ戻る
目次へ戻る