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「GUAM+日本」会合
共同プレスステートメント(仮訳)
平成19年6月18日
於:バクー
(英語版はこちら)
- 2007年6月18日、アゼルバイジャン共和国のバクーにおいて、「民主主義と経済発展のための機構―GUAM」と日本との初めての会合が、GUAM外相評議会(外相級)と日本の薮中三十ニ外務審議官の間で開催された。本会合は、2007年6月18~19日にバクーにて開催された「民主主義と経済発展のための機構―GUAM」第二回首脳会合の一環として開催された。
- 出席者は、民主主義、自由、人権、さらに、国際法上の基準及び原則などの法の支配、市場経済といった基本的価値を共有するGUAMと日本との間で初めての会合が開催されたことを歓迎した。出席者は、GUAMと日本との間の対話を一層強化したいとの希望を表明するとともに、日本外交の新基軸である「自由と繁栄の弧」を歓迎した。
- 会合において、双方は、GUAM-日本の政治対話の主要議題である、民主主義の強化、安全保障や安定の強化、国際連合安全保障理事会決議に基づく紛争の平和的解決、市民社会の形成、及び主要な国際機構における相互の支持の強化に関するイニシアティブなどに触れた。
- 出席者は、経済分野における協力について議論した。GUAMは、エネルギー、交通、特にGUAMを通る欧州・アジア間の回廊、環境などの優先的な協力分野における日本側の投資に強い関心を表明した。GUAMと日本は、ビジネスの促進と投資環境の更なる向上に向けて努力する意思を確認した。
- エネルギー及び環境の分野における共通の関心及び日本の高度な省エネルギー技術に留意し、日本側は、2007年に東京でGUAM諸国の政府関係者及び研究者に対する省エネルギーに関するワークショップを開催することを提案した。GUAMは謝意及びワークショップに対する協力を表明した。
- GUAMと日本は、人道分野等における今後の協力につき議論した。
- 出席者は、アゼルバイジャン当局による歓待を高く評価するとともに、次回の「GUAM+日本」会合の開催日と開催地につき、事務レベルで調整することとした。