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「GUAM+日本」会合
(概要と評価)

平成19年6月19日

 6月18日(月曜日)、アゼルバイジャンの首都バクーで開催された第二回「民主主義と経済発展のための機構―GUAM(注)」首脳会合の際に、GUAM諸国(グルジア、ウクライナ、アゼルバイジャン、モルドバ)の外相(もしくは次官)と薮中三十ニ外務審議官との間で初めての「GUAM+日本」会合が開催されたところ、概要と評価は以下のとおり。

1.概要

 以下につき議論するとともに、共同プレスステートメントを発出することで一致。

(1)GUAM諸国は、日本外交の新基軸「自由と繁栄の弧」を歓迎すると共に、協力する意思を表明。

(2)薮中外務審議官より、2007年度中にGUAM諸国の省エネ分野に携わる若手実務者を対象とした「GUAM+日本 省エネワークショップ(仮称)」を日本で開催することを提案し、GUAM側はこれを歓迎。

(3)GUAMは、日本からの投資誘致に高い関心を表明。

(4)国連安保理改革、北朝鮮問題等の国際問題に関する意見交換を実施。

2.評価

(1)「自由と繁栄の弧」の形成に向け、日本とGUAM諸国との間の対話・協力の枠組が確立された。

(2)当面の具体的協力分野として、(イ)省エネ技術を含む環境分野、及び(ロ)対GUAM投資促進を中心とする経済関係の強化の2分野で合意した。

(注)「民主主義と経済発展のための機構―GUAM」
 参加国は、グルジア、ウクライナ、アゼルバイジャン、モルドバ(機構名GUAMは参加国名の頭文字をとったもの)。1997年10月に創設され、2006年5月の首脳会合で国際機関「民主主義・経済発展のための機構GUAM」として組織を整備。

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