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日・EUトロイカ外相協議

平成21年9月21日

 21日14時45分頃から約45分間、ニューヨークの欧州理事会事務局にて、岡田外務大臣は、ビルト・スウェーデン外相(EU議長国)、モラティノス・スペイン外相、ソラナEU共通外交安全保障政策上級代表、フェレーロ=ヴァルトナー対外関係担当欧州委員等との間で、日・EUトロイカ外相協議を行ったところ、概要以下のとおり。

  1. 冒頭、ビルト外相より新外相就任の祝辞の後に、日・EUは、これからも協力の分野を拡大できる旨述べた。これに対し、岡田大臣より、EUは戦略的パートナーである旨述べ、日・EUの関係強化に同意した。
  2. 気候変動については、EU側より、25%削減に関する鳩山総理の発言を歓迎しており、日本とはCOP15に向け協力していきたい旨述べたのに対し、岡田大臣より、気候変動問題は極めて重要。COP15に向けた国際交渉を進めるために、EUと緊密に協力していきたい旨述べた。
  3. 北朝鮮に関しては、岡田大臣より核、ミサイル、拉致問題に関して懸念を表明し、ビルト外相からは、北朝鮮の人権状況について憂慮するとともに日本を支持する旨述べた。
  4. イランに関しては、ソラナCFSP上級代表より、イランが対話のテーブルに着くことの重要性が強調され、また、イランの核問題は不拡散の問題にも関連し、双方で透明性のある情報交換を行っていきたい旨表明され、岡田大臣からは、日本としてもイランとの対話を重視している旨説明した。
  5. その他、アフガニスタン、パキスタンの復興支援の重要性について一致し、スリランカの国内避難民問題の早期解決について一致した。
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