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平成20年4月
日EUビジネス・ダイアログ・ラウンドテーブル(BDRT)は、平成11年に「日EU産業人ラウンドテーブル」と「日EUビジネスフォーラム」が統合されて設立された、日EUビジネス界の対話の枠組みです。毎年1回、50名前後の日EU企業の役員クラスが一堂に会し、日EUの更なる経済関係強化へ向けて、ビジネス界の立場から討議を行い、提言を日EU両首脳に対して提出しています。
現在の日本側議長は岡村正 東芝会長、EU側議長はJacobs UCB(Union Chimique Belge)取締役会長です。
日EU両政府は、BDRT本会合の官民合同セッションへの参加、BDRT提言に対する政府側取り組み状況の報告(プログレス・レポート)等を通じ、BDRTとの連携を図っています。2007年6月の第16回日・EU定期首脳協議で発出された共同プレス・ステートメントでは、「日EUは、日EUビジネス・ダイアローグ・ラウンドテーブル(BDRT)を通じた、ビジネス界からの共同インプットを評価し、BDRTの提言に対応していく重要性を再確認した。」と記されている。
(1)平成19年6月3-4日にベルリンで開催。イノベーション、知的財産保護、環境・気候変動、WTO、日欧経済協力等をテーマについて議論が行われるとともに、対政府共同提言書がまとめられた。共同提言書は、翌日5日日EU定期首脳協議直前に、ベルリンにて、日EUのBDRT両議長から安倍総理、メルケル首相及びバローゾ欧州委員長へ提出された。
(2)4日の官民合同セッションには、日本政府から山本経済産業副大臣、松島外務大臣政務官(3日の特別セッションにも出席)等が出席し、欧州委員会からは、フェアホイゲン副委員長(企業・産業担当)らが出席した。