アジア

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東アジア首脳会議
East Asia Summit:EAS

平成17年11月

1.第1回EAS概要

(1)日程・開催地

 12月14日(於:クアラルンプール(マレーシア))

(2)参加国

 16ヶ国
 (ASEAN10ヶ国、日本、中国、韓国、豪州、ニュージーランド、インド)

(参考)EAS参加国決定の経緯

(イ)本年4月のASEAN非公式外相会議(於セブ)、5月のASEAN+3非公式外相会議(於 京都)を経て、第1回EASへの参加の条件として、ASEAN側は、1)TAC(東南アジア友好協力条約)の締結国又は締結意図を有すること、2)ASEANの完全な対話パートナーであること、3)ASEANと実質的な関係を有することの3点を決定。

(ロ)7月末にラオスで行われたASEAN+3外相会議で、ASEAN+3以外の豪州、ニュージーランド及びインドの3か国のEAS参加を正式決定。

(3)議長国

 マレーシア(2005年夏から2006年夏のASEAN議長国)

(4)成果

 第1回EASにおいては、首脳会議終了後、首脳共同宣言が発出される予定。

2.経緯

(1)将来の東アジア共同体(EAc)の構築にかかる議論が台頭する中、2001年のASEAN+3首脳会議に提出された民間有識者による東アジア・ビジョン・グループ(EAVG)の報告書は、EAc実現のための措置の1つとして、ASEAN+3首脳会議のEASへの進化に言及。

(2)また、2000年11月のASEAN+3首脳会議での合意に基づき設置された、政府関係者による東アジア・スタディ・グループ(EASG)の報告書(2002年のASEAN+3首脳会議に提出)において、将来のEAc構築に向けた取り組みとして、17の短期的措置と9の中長期的措置が提起され、東アジア首脳会議の開催についても、9の中長期的措置の1つに挙げられた。

(3)2004年11月に行われたASEAN+3首脳会議において、2005年12 月にクアラルンプールで第1回EASを開催することを正式に決定。

3.我が国の基本的立場

(1)EASは、将来の東アジア共同体(EAc)形成を視野に開催される歴史的な首脳会議であり、我が国としても、その成功に向けて積極的に貢献。

(2)東アジアにおける地域協力は「開かれた」協力として地域内外のパートナーの関与を得て進展してきており、かかる観点から、EASへの豪州、ニュージーランド、インドの参加を歓迎。

(3)我が国としては、第1回EASにおいて、今後の地域協力の理念や基本原則について確認すべきと考えており、具体的には、東アジア地域協力は、1)開かれた地域主義の原則に基づき、2)経済社会面やテロ、海賊対策などの様々な分野での機能的協力の促進を通じ、3)民主主義、人権等の普遍的価値やWTO等のグローバルなルールに則って進められるべきとの考え。

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