ジブチ共和国

ジブチ共和国(Republic of Djibouti)

基礎データ

平成30年1月15日

  • ジブチ共和国国旗

一般事情

1 面積

23,200平方キロメートル(四国の約1.3倍)

2 人口

94.2万人(2016年,世銀)

3 首都

ジブチ

4 民族

ソマリア系イッサ族(50%),エチオピア系アファール族(37%)

5 言語

アラビア語,仏語

6 宗教

イスラム教(94%),キリスト教(6%)

7 国祭日

6月27日(独立記念日)

8 略史

年月 略史
1862年3月 仏,ジブチ市北方のオボック地方をアファール族より譲り受ける
1885年 仏,イッサ族よりジブチ市近辺を譲り受ける
1896年5月 仏,仏領ソマリランドに名誉総督を派遣
1946年 仏海外領土となる
1967年3月 仏領アファール・イッサと改名
1977年6月 仏より独立,グーレド大統領就任
1991年11月 政府軍と反政府軍FRUD(アファール系)の武力衝突により内戦が勃発
1992年9月 国民投票(新憲法採択)
1994年12月 政府とFRUDの間で和平合意に署名
1996年3月 FRUDが政党として正式に公認される
1999年4月 大統領選挙,ゲレ大統領選出
1999年5月 ゲレ大統領就任
2000年2月 政府と武装FRUDとの間で和平枠組み合意に署名
2001年5月 政府と武装FRUDとの間で最終和平案を合意
2005年4月 大統領選挙,ゲレ大統領再選
2010年4月 憲法改正(大統領任期の短縮(6年から5年)),再選回数制限の撤廃等
2011年4月 大統領選挙,ゲレ大統領三選
2016年4月 大統領選挙,ゲレ大統領四選

政治体制・内政

1 政体

共和制

2 元首

イスマイル・オマール・ゲレ(Ismail Omar GUELLEH)

3 議会

国民議会(65議席)

4 政府

  • (1)首相 アブドゥルカデル・カミル・モハメッド(ABDOULKADER Kamil Mohamed)
  • (2)外務・国際協力相 マフムッド・アリ・ユスフ(Mahamoud Ali YOUSSOUF)

5 内政

 1977年に仏から独立を達成するが,以降,ジブチ住民の大部分が属するイッサ族(ソマリア系)とアファール族(エチオピア系)の対立を背景とする紛争と,国民融和に向けての努力が繰り返されてきた。1991年,政府軍と反政府軍FRUD(統一と民主主義回復のための戦線,アファール系)の武力衝突により内戦が勃発。両者間の和平対話が行き詰まる中,グーレド初代大統領は民主化を推進し,1992年複数政党制を含む新憲法を国民投票により採択した。1994年,政府とFRUDは和平合意し,3年余りの内戦が終結したが,反政府組織の一部は北部地域を拠点に武装FRUDを形成。1999年,グーレド大統領勇退後の大統領選挙では,民主的な政権交替に注目が集まったが,ゲレ候補は,野党統一候補のイドイス候補を大差で破り大統領に就任。
 2000年,政府と武装FRUDの間で和平枠組み合意が署名され,翌2001年5月に最終和平案が合意された。以降,大統領選挙は2005年(再選),2011年(三選),2016年(四選)とゲレ大統領が再選を果たしている。この間,2010年4月の憲法改正により,大統領任期の6年から5年への短縮,再選回数の制限の撤廃及び大統領定年制(75歳)が導入された。

外交・国防

1 外交基本方針

 旧宗主国仏との関係を基軸として,エチオピア,ソマリア等近隣諸国及びサウジアラビアを中心とするアラブ諸国とのバランスのとれた友好・協力関係の維持に努めている。2001年9月の米国同時多発テロ事件以降,従来から駐留する仏軍に加え,米軍,伊軍の基地ほか,2017年7月には中国の「保障基地」が開設されている。また,我が国をはじめ,ソマリア沖海賊対処にあたる各国は主にジブチを拠点としている。

2 軍事力(2017年版 ミリタリーバランス)

  • (1)予算 N.A
  • (2)兵役 志願兵
  • (3)兵力 10,450名(陸軍8,000名,海軍200名,空軍250名,憲兵隊2,000名)

経済(単位 米ドル)

1 主要産業

運輸(ジブチ港湾サービス,ジブチ鉄道)

2 GDP

18.94億米ドル(2016年:IMF推定)

3 一人当たりGDP

1,903米ドル(2016年:IMF推定)

4 経済成長率

6.5%(2015年:世銀)

5 物価上昇率

2.1%(2015年:世銀)

6 総貿易額(2017年:EIU推定)

  • (1)輸出 1.60億米ドル
  • (2)輸入 11.92億米ドル

7 主要貿易品目

  • (1)輸出 機械・輸送機器,食料・飲料
  • (2)輸入 機械・輸送機器,食料・飲料

8 主要貿易相手国(2016年:EIU)

  • (1)輸出 エチオピア,ソマリア,カタール,ブラジル
  • (2)輸入 アラブ首長国連邦,仏,中国,サウジアラビア

9 通貨

ジブチ・フラン(Dfr)

10 為替レート

1米ドル=177.7ジブチ・フラン(固定レート)

11 経済概況

 厳しい自然環境等もあり,土地の生産性は低く,農業は未発達。経済は,港湾収入・中継貿易等の運輸業,各国軍駐留による利用料等に依存。政府は2014年に長期開発計画であるDjibouti Vision 2035を策定,2015年に同計画の中期的実施戦略である成長・雇用促進戦略(SCAPE:2015-2019)を策定,右に基づき開発政策を実施。近年,地域内の貿易・商業ハブになるとの国家目標を掲げ,中国の支援を受け,港湾や鉄道等の大型インフラ事業に着手。他方,インフラ事業の実施に伴い,対外債務が増大。

経済協力

1 日本の援助実績(単位:億円)

  • (1)有償資金協力(2015年度まで,E/N(交換公文)ベース)0
  • (2)無償資金協力(2015年度まで,E/Nベース)310.69
  • (3)技術協力実績(2015年度まで,JICAベース)54.37

2 主要援助国(2014年,単位:百万ドル)

  • (1)フランス(41.43)
  • (2)日本(26.46)
  • (3)米国(8.15)
  • (4)スウェーデン(2.20)
  • (5)カナダ(1.56)

二国間関係

1 政治関係

 1977年6月27日,我が国はジブチを国家承認。翌1978年8月24日,カミル首相来日時に外交関係樹立の口上書を交換。独立当初,我が国は在仏大使館,次いで在エチオピア大使館がジブチを兼轄。2009年3月に在ジブチ連絡事務所,10年4月に兼勤駐在官事務所を設置,2012年1月に正式な大使館を開設した。ジブチは在京大使館を1989年4月開設。
 2009年3月,我が国はソマリア沖・アデン湾の海賊対処のため護衛艦2隻を派遣(2016年12月から1隻に変更),同年6月からはP-3C哨戒機による活動も開始。2011年6月には航空隊の拠点をジブチに設置した。

2 経済関係

(1)対日貿易(2017年 財務省貿易統計)

(ア)貿易額
輸出 0.37億円
輸入 56.49億円
(イ)主要品目
対日輸出 再輸出品,食料品
対日輸入 化学製品,食料品

(2)日本からの進出企業

2社(2017年10月現在)

3 文化関係

国立劇場に対する音響機材供与等を実施。

4 在留邦人数

32人(2018年1月現在)

5 在日当該国人数

11人(2017年6月現在)

6 要人往来

(1)往(2010年以降)
年月 要人名
2010年8月 衆院海賊テロ特委(石田勝之委員長,中谷元議員,佐藤茂樹議員,武田良太議員,長島一由議員)
2010年12月 広田一防衛大臣政務官
2011年1月 松本剛明外務副大臣
2011年7月 小川勝也防衛副大臣(自衛隊新拠点開所式出席)
2011年12月 渡辺周防衛副大臣
2012年1月 佐藤正久参議院議員
2012年11月 大野元裕防衛大臣政務官
2013年4月 阿部俊子外務大臣政務官,左藤章防衛大臣政務官
2013年8月 安倍晋三内閣総理大臣
2014年5月 小野寺五典防衛大臣
2015年1月 中谷元防衛大臣
2015年5月 宇都隆史外務大臣政務官,石川博崇防衛大臣政務官
2015年12月 参議院ODA調査団(大野泰正議員,小川敏夫議員),黄川田仁志外務大臣政務官,日AU友好議連(三原朝彦議員,山際大志郎議員)
2016年5月 小野寺五典総理特使(大統領就任式)
2016年8月 稲田朋美防衛大臣
2016年9月 渡辺博道衆議院議員
2017年5月 宮澤博行防衛大臣政務官,武井俊輔外務大臣政務官
2017年9月 山本朋広防衛副大臣
2017年11月 佐藤正久外務副大臣
(2)来(2010年以降)
年月 要人名
2010年3月 ミギル保健相
2010年10月 アブドゥルカデル農業・牧畜・海洋相
2010年12月 ゲレ大統領(実務訪問賓客,ユスフ外相同行)
2011年5月 タニ大統領府官房長官(閣僚級招へい)
2013年6月 ゲレ大統領,ユスフ外相(TICAD V)
2013年11月 ディレイタ前首相(閣僚級招聘,旭日大綬章授与)
2014年11月 アデン・シェール海軍司令官(戦略的実務者招聘)
2015年5月 モハメド・アリ国民議会議長(IPU会合)
2016年11月 タヘル・ジブチ軍統合参謀次長(陸自招聘)

7 二国間条約・取極

  • 1999年3月7日 青年海外協力隊派遣取極
  • 2005年11月14日 技術協力協定取極
  • 2009年4月3日 ジブチ共和国における日本国の自衛隊等の地位に関する日本国政府とジブチ共和国政府との間の交換公文。
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