コモロ連合

コモロ連合(Union of Comoros)

基礎データ

平成30年10月19日

  • コモロ連合国旗

一般事情

1 面積

2,236平方キロメートル(ほぼ東京都大,仏領マイヨット島を除くと1,862平方キロメートル)

2 人口

約81.4万人(2017年,世銀)

3 首都

モロニ(Moroni

4 民族

バントウ系黒人を主流にアラブ系,マダガスカル系,インド系等

5 言語

フランス語・アラビア語・コモロ語の3言語が公用語

6 宗教

イスラム教

7 略史

年月 略史
1886年 フランスの保護領となる
1975年7月 独立宣言,アーメド・アブダラ大統領就任
(コモロ共和国)
1976年1月 クーデターによりアリ・ソワリ大統領就任
1978年10月 新憲法採択,国名変更(コモロ・イスラム連邦共和国)
アーメド・アブダラ大統領復帰(国民投票)
1989年11月 憲法改正(国民投票)・アブダラ大統領暗殺
1990年3月 ジョハール大統領就任
1995年9月 クーデター未遂,ジョハール大統領は仏領レユニオン島へ
1996年3月 モハメッド・タキ大統領就任
1997年8月 アンジュアン島・モヘリ島「独立」宣言,武力衝突の発生
1998年11月 タキ大統領急死,タジディン共和国最高評議会委員長が大統領代理に就任
1999年4月 クーデターにより,軍参謀本部長・アザリ大佐が政権を掌握
2001年12月 国民投票により新憲法採択,国名変更(コモロ連合)
2002年5月 アザリ大統領就任
2004年3月~4月 各自治島議会議員選挙及び連合議会議員選挙を実施
2006年4月~5月 大統領選挙,サンビ大統領選出・就任
2009年5月 国民投票により憲法改正(自治島政府大統領の島知事への地位変更や大統領任期の1年延長等,大統領権限を強化)
2010年12月 大統領選挙,イキリル副大統領が大統領に選出(2011年5月就任)
2016年5月 大統領選挙,アザリ元大統領が大統領に選出(2016年5月就任)
2018年7月 国民投票により憲法を一部改正

政治体制・内政

1 政体

共和制

2 元首

アザリ・アスマニ大統領(AZALI Assoumani

3 議会

一院制(定数33,任期5年,2004年6月開設)

4 政府

  • (1)首相 ポストなし
  • (2)外務・国際協力・仏語圏・在外コモロ人担当大臣 モハメド・エル・アミン・スエフ(Mohamed El Amine SOUEF

5 内政

  • (1)1975年に仏から独立して以降,クーデターが頻繁に発生し,不安定な政情が続いた。このため,政治的安定化に向けた方策として,2001年に採択された新憲法により,各三島(グランドコモロ島,アンジュアン島及びモヘリ島)から大統領が順番に選出される輪番制と三島の各自治政府から構成される連合体制が採用された。2006年の大統領選挙では,この輪番制に基づき,アンジュアン島からサンビ大統領が当選し,グランドコモロ島からアンジュアン島への平和裡な権力移行が実現した。
  • (2)2007年6月,アンジュアン島自治政府が,憲法に反する形で同島大統領選挙を実施したため,連合政府との関係が緊迫化し,2008年3月にコモロ連合政府とアフリカ連合(AU)が軍事介入を行い,事態は沈静化した。2009年5月,国民投票により憲法改正が行われ,従来の大統領選出の輪番制に加え,各島自治政府の大統領は知事となり,連合政府の権限が強化された。
  • (3)2010年11-12月の大統領選挙の結果,サンビ大統領(アンジュアン島)からイキリル大統領(モヘリ島)に政権が移行,2016年5月の選挙でアザリ大統領(グランドコモロ島)が選出。
  • (4)2018年2月に開催された国民集会の勧告に従い,同年7月,大統領選挙の輪番制を維持しつつも,同島からの再選を可能とする内容の憲法改正に係る国民投票が実施され,賛成多数で憲法改正が承認された。

外交・国防

1 外交基本方針

  • (1)保護領時代を経て伝統的にフランスと最も緊密な関係をもち,その強い結びつき(防衛協定,フラン圏帰属,援助等)から親西欧寄りの非同盟・中立主義を標榜し現実的外交政策を展開。また,経済援助獲得を目標とし,EU,日,中国などの援助供与国,アフリカ,インド洋周辺国,アラブ・イスラム諸国との関係を重視してきた。
  • (2)1974年の独立を問う国民投票において,グランドコモロ島,アンジュアン島及びモヘリ島では国民の96%が独立を支持した一方,マイヨット島は約60%の国民が独立に反対し,マイヨット島は引き続き仏領土となった。コモロ政府はこれを認めず,以降,仏との間でマイヨット島の帰属問題が生じている。

2 軍事力

  • (1)予算 不明
  • (2)兵役 不明
  • (3)兵力 不明

経済

1 主要産業

バニラ,丁字,イランイラン(精油)

2 GDP(世銀)

6.49億米ドル(2017年)

3 一人当たりGNI(世銀)

760米ドル(2017年)

4 経済成長率(世銀)

2.5%(2017年)

5 インフレ率(世銀)

0.8%(2017年)

6 総貿易額(2017年,EIU推定)

  • (1)輸出 20.9百万米ドル
  • (2)輸入 208.7百万米ドル

7 主要貿易品目(2017年,EIU推定)

  • (1)輸出 バニラ,丁字,イランイラン(精油)
  • (2)輸入 石油製品,米,輸送機器及部品

8 主要貿易相手国(2016年,EIU)

  • (1)輸出 フランス,韓国,ドイツ,インド
  • (2)輸入 アラブ首長国連邦,フランス,中国,パキスタン

9 通貨

コモロ・フラン

10 為替レート

1ドル=434.5コモロ・フラン(2017 EIU推定)

11 経済概況

 気候条件に左右されやすい主要産物であるバニラ等商品作物の価格下落,孤立した地理的条件,国内需要が不十分なこと等が,コモロ経済の成長,発展を制約。他の小島嶼国の主要産業となっている漁業,海運業は未発達。在外コモロ人からの送金が経済を支えている。

経済協力

1 日本の援助実績(2016年度までの累計,単位:億円)

  • (1)有償資金協力(EN(交換公文)ベース) なし
  • (2)無償資金協力(EN(交換公文)ベース) 80.92億円
  • (3)技術協力実績(JICAベース) 13.17億円

2 主要援助国(2015年,単位:百万ドル)

  • (1)フランス(20.79)
  • (2)日本(4.36)
  • (3)米国(1.06)
  • (4)ニュージーランド(0.95)
  • (5)韓国(0.17)

二国間関係

1 政治関係

 1977年11月14日コモロを承認。日本は在マダガスカル大がコモロを兼轄。在京コモロ大使館はない。二国間関係は良好。

2 経済関係

(ア)対日貿易額(2017年,財務省)

  • 輸出 0.12億円
  • 輸入 2.67億円

(イ)主要品目

  • 輸出 イランイラン(精油)
  • 輸入 機械類及び輸送用機器

3 文化関係

 シーラカンス学術調査隊(民間ベース)及び鳥羽水族館が数回にわたりコモロ近海で調査活動を展開。上記調査隊は,コモロ政府の協力により5体の標本を持ち帰るとともに,1986年8月にはシーラカンスの水中撮影に成功した。

4 在留邦人数

3人(2018年6月現在)

5 在日当該国人数

1人(2017年6月現在)

6 要人往来

(1)往
年月 要人名
2004年7月 松浦晃一郎UNESCO事務局長
2005年5月 須藤隆也国連改革担当大使
2018年8月 佐藤正久外務副大臣
(2)来
年月 要人名
1981年7月 ベン・アリ前首相
1984年3月 カフェ外相
1987年4月 アーメド・アブダラ大統領(非公式)
1988年10月 モハメッド・アリ農業相
1989年2月 ベン・アリ・グランドコモロ島知事(大喪の礼)
カフェ外相(大喪の礼)
1990年11月 ムタラ・マエシャ外相(即位の礼)
1991年7月 ムタラ・マエシャ外相(非公式)
1993年10月 カアビ大蔵相(TICAD I)
1998年10月 ヒミディ外務・協力相(TICAD II)
2004年10月 アブドゥ・マディ・マリ安全保障担当閣外相(防衛庁招待)
2004年11月 シャリフ経済・貿易・産業振興相(TICADアジア・アフリカ貿易投資会議)
2008年5月 サンビ大統領(TICAD IV)
2013年6月 イキリル大統領(TICAD V)
バクリ外務・協力相(TICAD V)
2013年10月 ナスール・マディ生産・環境・エネルギー・産業・工芸相(水銀に関する水俣条約外交会議)
2018年1月~2月 スエフ外務・国際協力・仏語圏・在外コモロ人担当相(平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業,外務省賓客)
2018年10月 ジュモア・コモロ外務・国際協力相付国際協力担当閣外相(TICAD閣僚会合)

7 二国間条約・取極

なし

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