アフリカ

チャド共和国(Republic of Chad)

基礎データ

平成30年5月29日

  • チャド共和国国旗

一般事情

1 面積

128.4万平方キロメートル(日本の約3.4倍)

2 人口

約1,445万人(2015年,世銀)

3 首都

ンジャメナ(N'Djamena)

4 民族

サラ,チャド・アラブ,マヨ・ケビ,カネム・ボルヌ等

5 言語

仏語,アラビア語(共に公用語)

6 宗教

イスラム教(54%),カトリック(20%),プロテスタント(14%)他

7 略史

年月 略史
16世紀 ボルヌー王国
1910年 仏領赤道アフリカ・チャド州
1958年 共和国宣言
1960年8月 独立
1962年4月 トンバルバイ大統領が就任
1978年8月 マルーム大統領が就任
1979年11月 ウェディ大統領が就任
1982年10月 ハブレ大統領が就任
1990年12月 反政府軍による政変,ハブレ亡命
1991年3月 デビー・イトゥノ大統領が就任
1996年3月 新憲法を国民投票で採択
1996年7月 大統領選挙,デビー・イトゥノ大統領当選
2001年5月 大統領選挙,デビー・イトゥノ大統領再選
2004年5月 憲法改正により,大統領再選回数制限を撤廃
2006年5月 大統領選挙,デビー・イトゥノ大統領3選
2011年4月 大統領選挙,デビー・イトゥノ大統領4選
2016年4月 大統領選挙,デビー・イトゥノ大統領5選
2018年5月 新憲法発布

政治体制・内政

1 政体

共和制

2 元首

イドリス・デビー・イトゥノ大統領(Idriss DEBY ITNO

3 議会

国民議会(188議席)

4 政府

  • (1)首相 2018年5月新憲法により廃止
  • (2)外相 シェリフ・マハマット・ゼネ(CHERIF MAHAMAT ZENE)外務・アフリカ統合・国際協力・ディアスポラ大臣

5 内政

 1960年にフランスから独立した後,宗教的対立等の抗争を繰り返す不安定な政治情勢がしばらく続いたが,1990年にデビー・イトゥノ現大統領がクーデターで政権を奪取し,翌91年に大統領に就任。以来,現在に至るまで同大統領による長期政権が継続。デビー・イトゥノ大統領は,2016年4月の大統領選挙でも再選(5選目,任期5年)。大統領再選回数の制限は,2004年5月の憲法改正で撤廃されたが,2018年5月に発布された新憲法により,再選回数は2期までに制限(遡及措置なし),また大統領任期は5年から6年に変更となっている。

外交・国防

1 外交基本方針

 デビー・イトゥノ新政権はその成立とともに非同盟,反新植民地主義の方針を表明,仏を中心とした西側諸国及び近隣諸国と友好関係を築いている。1997年8月には台湾と外交関係を再開したため,中国との外交関係を断絶したが,2006年8月に台湾と断交し,中国との外交関係を回復。

2 軍事力(ミリタリーバランス2017年版)

(1)予算 2.69億ドル
(2)兵役 徴兵制度
(3)兵力 30,350人(陸軍25,000人,空軍350人,共和国警護隊5,000人)

経済(単位 米ドル)

1 主要産業

農業(綿花),牧畜業,原油生産

2 GDP

96億ドル(2016年,世銀)

3 一人当たりGNI

720ドル(2016年,世銀)

4 経済成長率

-7.0%(2016年,世銀)

5 物価上昇率

3.7%(2015年,世銀)

6 失業率

5.8%(2016年,ILO)

7 総貿易額

  • (1)輸出 16.84億ドル(2016年,ITC)
  • (2)輸入 6.56億ドル(2016年,ITC)

8 主要貿易品(2015年,ITC)

  • (1)輸出 石油,畜産物,綿花
  • (2)輸入 一般機械類,医薬品類,自動車類

9 主要貿易相手国(2016年,EIU)

  • (1)輸出 米国,UAE,インド,中国,フランス
  • (2)輸入 フランス,中国,カメルーン,UAE,インド

10 通貨

CFAフラン

11 為替レート

1ユーロ=655.957CFAフラン(固定レート)

12 経済概況

 チャドの国土の約3分の2は砂漠地帯。綿花と畜産業が中心であったが,南部の石油資源(埋蔵量約10億バレル)の開発が進み,2003年には,南部から隣国カメルーンのクリビ港に至る全長1,070キロメートルの石油パイプラインが貫通し,石油輸出が開始され,現在では石油収入が同国国家財政の7割を占めるまでになった。2014年の産油量は 7.8万バレル/日。しかし,依然として同国の開発は遅れており,国連人間開発指数では下位に留まっている(188か国・地域中186位(2016年))。

経済協力(単位 億円)

1 日本の援助実績

  • (1)有償資金協力(2015年度まで,EN(交換公文)ベース)
  • なし
  • (2)無償資金協力(2015年度まで,EN(交換公文)ベース)
  • 57.5億円
  • (3)技術協力実績(2015年度まで,JICAベース)
  • 9.29億円

2 主要援助国(2014年)(百万ドル,支出純額)(OECD/DAC)

  • (1)アメリカ(50.87)
  • (2)フランス(33.53)
  • (3)スイス(31.39)
  • (4)ドイツ(13.62)
  • (5)日本(11.19)

二国間関係

1 政治関係

 1960年8月11日,我が国はチャドを承認。在カメルーン大使館が兼轄。在京大使館はなし(在中国チャド大使館が兼轄)。2005年にJICAがチャド東部に現地事務所を設置し,スーダン難民を受け入れているチャド住民の支援を実施したが,2006年12月,東部地域の治安情勢が悪化したため,同オフィスを閉鎖。2013年5月,TICAD V出席のため,デビー・イトゥノ大統領がチャド大統領として初の訪日。2016年5月,同大統領は,伊勢志摩G7サミット・アウトリーチ会合出席のため再来日し,首脳会談を実施。2018年5月,佐藤外務副大臣は,現職政務としては初めてチャドを訪問し,デビー・イトゥノ大統領を表敬,シェリフ外相と会談を実施。

2 経済関係

(1)対日貿易

(ア)貿易額(2016年 財務省貿易統計)
輸出 75.53億円
輸入 9.1億円
(イ)主要品目
輸出 原油,植物性原材料
輸入 ゴムタイヤ,輸送用機器等

(2)進出日本企業

なし(2016年10月現在)

3 文化関係

なし

4 在留邦人数

9人(2016年10月現在)

5 在日当該国人数

2人(2016年現在)

6 要人往来

(1)往
年月 要人名
2005年11月 西川公也議員,木村太郎議員,宇野治議員,松浪健太議員(日・AU友好議員連盟中部アフリカ訪問団)
2018年5月 佐藤外務副大臣
(2)来
年月 要人名
1976年11月 カムーゲ外相及びドゴイ経済計画・運輸相
1981年12月 ファショ運輸・公共相
1989年2月 イッサ・アバス大使(在北京)(大喪の礼)
1990年11月 ドノ・ヌガルドゥム国務相(即位の礼)
1993年10月 イブニ・ウマール計画協力相(TICAD)
2001年12月 マハマット・サレー・アナディフ外相(TICAD閣僚レベル会合)
2003年9月 ハッサン計画開発協力相(TICAD III)
2005年7月 ヤマスム外務アフリカ統合相(外務省賓客)
2013年6月 デビー・イトゥノ大統領(TICAD V)
2016年5月 デビー・イトゥノ大統領(伊勢志摩G7サミット・アウトリーチ会合)

7 二国間条約・取極

  • 1964年11月24日 貿易取極(1965年1月1日発効)
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