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20世紀を代表するカナダの音楽家。特にバッハの演奏においては名高い。
1932年、オンタリオ州トロントに生まれる。7歳にしてトロント王立音楽院に合格し、10代前半でピアノおよびオルガン奏者としてデビュー。その後、公演で世界各国をまわり、「バッハの再来」と賞賛されるなど世界的なピアニストとしての地位を確立した。1964年のシカゴ・リサイタルを最後にコンサート活動から引退し、以後、没年(1982年)まで、レコーディングやラジオ・テレビなどのメディアを音楽活動の場とした。生涯を通して、バッハに対する思い入れが強く、新しい演奏スタイルや解釈を示しただけでなく、アーティストと聴衆、メディアと新たな関係性を提示し、のちの音楽家に多大な影響を残している。現在でもその人気は根強く、日本でも幅広い層でファンが多い。