バルバドス

バルバドス(Barbados)

基礎データ

平成30年10月23日

  • バルバドス国旗

一般事情

1 面積

430平方キロメートル(種子島とほぼ同じ)(2016年 世銀)

2 人口

28.6万人(2017年 世銀)

3 首都

ブリッジタウン

4 民族

アフリカ系(約9割),ヨーロッパ系,混血,インド系,その他

5 言語

英語(公用語)

6 宗教

キリスト教(英国国教会,プロテスタント,カトリック),その他

7 略史

年月 略史
1627年 英国植民地
1652年 英国直轄領
1951年 普通選挙制施行
1961年 英国自治領
1966年 独立

政治体制・内政

1 政体

立憲君主制

2 元首

エリザベス二世女王

3 議会

二院制(上院21名,下院30名)

4 政府

  • (1)首相名 ミア・モトリー
  • (2)外相名 ジェローム・ウォルコット

5 内政

 独立前の1961年以来,民主労働党(DLP)及びバルバドス労働党(BLP)の二大政党による政治運営が行われてきた。(DLP政権:1961~76年,86年~94年,2008~2018年。BLP政権:76年~86年,94年~2008年,2018年~現在)。2013年2月の総選挙(下院選挙)では,DLPが30議席中16議席を獲得して辛勝し,スチュアート首相が再任された。しかし,直近2018年5月の総選挙において,経済の悪化や選挙日決定の遅れなどから強い批判を受けたそれまでの与党DLPが全ての議席を失い,BLPが30議席全てを獲得して10年ぶりに政権交代し,モトリー政権が発足した。

外交・国防

1 外交基本方針

  • (1)カリブ共同体(CARICOM)域内国との協調が基軸。
  • (2)米,加との関係を重視しつつ,英国を中心に欧州諸国とも友好関係維持。
  • (3)キューバ,中国,北朝鮮とも国交を有する。

2 軍事力

 1996年3月,東カリブ諸国機構(OECS)6か国との間に地域安全保障システム(RSS)設立。

(1)予算
3.6百万米ドル(2016年 ミリタリーバランス2017)
(2)兵役
志願制
(3)兵力
610人(陸軍500人 海軍110人),予備軍430人(2016年 ミリタリーバランス2017)

経済(単位 米ドル)

1 主要産業

観光業,軽工業,農業(砂糖)

2 GNI

45億8,800万米ドル(2017年 世銀)

3 一人当たりGNI

15,540米ドル(2017年 世銀)

4 GDP成長率

0.2%(2014年),0.9%(2015年),2.0%(2016年),1.7%(2017年)(世銀)

5 インフレ率

1.9%(2014年),-1.1%(2015年),1.5%(2016年),4.4%(2017年),4.2%(2018予測値)(IMF)

6 失業率

9.7%(2017年)(世銀(出典ILO))

7 総貿易額

(1)輸出
4億4,000万米ドル(2017年)
(2)輸入
16億9,500万米ドル(2017年)(WTO)

8 主要貿易品目

(1)輸出
石油製品,アルコール飲料(蒸留酒),薬剤,矯正装具,宝飾品類部品(2017年)
(2)輸入
石油製品,自動車,薬剤,データ自動処理機,その他加工食品(2017年)(WTO)

9 主要貿易相手国

(1)輸出
米国,EU,トリニダード・トバゴ,ジャマイカ,ガイアナ(2017年)
(2)輸入
米国,トリニダード・トバコ,EU,中国,日本(2017年)(WTO)

10 通貨

バルバドス・ドル(BD.$)

11 為替レート

1米ドル=2.0BD.$(固定相場制)

12 経済概況

 観光産業を中心とする経済構造。

 1960,1970年代は観光,製造業の伸びを主因として,高い成長率を維持したが,1980年代に入り成長が鈍化し,1990年代に入ると,深刻な経済停滞を招いた。これを受けて政府が民営化,公務員削減等の構造調整策を実施したことにより,1992年には失業率が20%を超えたものの,1993年以降は,観光,製造業の回復,建設業の伸びを主因として,2000年までプラス成長を維持した。しかし,2001年のGDP成長率は米国同時多発テロ事件により観光業が打撃を受け,マイナスとなった。その後,政府により国内製造業,農業の保護及び観光,金融セクターの活性化などの政策が実施され,2002年以降は再びプラス成長に転じた。2006年1月にCARICOM単一市場(CSM)の実施を開始した。2008年以降,世界的経済不況により観光収入が減少したほか,製糖業が落ち込み,経済不況が悪化。格付会社のスタンダード&プアーズ社は,2016年9月にバルバドスの外貨建て長期ソブリン格付と自国通貨建てソブリン格付をBからB-に格下げしていたが,2018年6月には多額の対外債務不払いが発生したため,同年8月,SD(選択的デフォルト)に格下げした。モトリー新政権はバルバドスの経済再建・改革計画を同年8月30日に発表したほか,IMFとの交渉も継続させて拡大信用供与(EFF)を締結することを同年9月7日に事務レベルで合意した。同協定は同年10月1日にIMF理事会で承認され,バルバドスは今後4年間IMFの協力の下で,経済再建・改革に取り組んでいくこととなった。

経済協力

日本の援助実績(累計)

1 有償資金協力
(2015年度まで,交換公文ベース) なし
2 無償資金協力
(2015年度まで,交換公文ベース) 1.10億円
3 技術協力実績
(2015年度まで,JICAベース) 12.99億円

二国間関係

1 政治関係

 1966年11月30日の独立と同時に,日本はこれを承認。1967年9月27日外交関係開設(当初は我が方は在ベネズエラ大使館が兼轄)。1980年2月より在トリニダード・トバゴ大使館が兼轄。日本は在ブリッジタウン名誉総領事を任命していたが,2016年1月,在バルバドス大使館を開設,同年10月,初代バルバドス常駐の品田光彦特命全権大使が着任した。バルバドスは駐日大使館未設置。2017年は,日・バルバドス外交関係開設から50周年であった。

2 経済関係

対日貿易(2017年 財務省貿易統計)
(1)貿易額
対日輸出 762万円
対日輸入 102億5,165万円
(2)主要品目
対日輸出 アルコール飲料(蒸留酒),バッグ類
対日輸入 船舶類(貨物船),自動車(中古乗用車),自動車の部分品

3 文化関係

1989年10月
日本舞踊公演(国際交流基金事業)
1990年
日本カレンダー展
1991年9月
邦楽公演
1993年11月
生花デモンストレーション
1996年11月
邦楽公演
1997年9月
江崎玲於奈筑波大学長による講演
2000年8月
江戸凧,独楽ワークショップ
2004年11月
和太鼓公演
2007年11月
古武道デモンストレーション(外交樹立40周年記念行事)
2013年1月
和太鼓公演
2016年3月
和太鼓公演
2016年12月
日本カレンダー展
2017年9月
日本人アニメ専門家による講演
2018年1月
日本カレンダー展
2018年10月
盆栽・折り紙展,折り紙ワークショップ

4 在留邦人数

29人(2018年10月)

5 在日当該国人数

34人(2018年6月)(法務省)

6 要人往来

(1)往(1989年以降)
年月 要人名
1989年 山下徳夫衆議院議員
2008年6月 木村仁外務副大臣
2017年5月 武井俊輔外務大臣政務官
2018年5月 佐藤正久外務副大臣
2018年9月 平木大作経済産業大臣政務官
(2)来(1971年以降)
年月 要人名
1971年 バロウ首相
1983年 セント・ジョン通産相
1985年 アダムス首相
1986年 ヘインズ大蔵相
1988年 サンディフォード首相
1989年 サンディフォード首相
1990年5月 サンディフォード首相
1990年11月 グリーブス副首相(即位の礼)
1991年4月 サンディフォード首相
1993年11月 ティト外相(英連邦ミッション)
1994年9月 ゴッダード外務担当国務相(ITU京都会議)
1997年11月 トンプソン保健相(COP3京都会議)
1999年8月~9月 カミンス・バルバドス博物館・歴史協会会長(文化人招聘)
2000年11月 ミラー副首相兼外務・外国貿易相(第1回日・カリコム外相会議)
2004年2月 ミラー外務兼貿易相(英連邦貿易担当大臣ミッション)
2005年4月 ミラー外務兼貿易相(IDB総会出席)
バーカー財務省政務官(IDB総会出席)
2005年8月 シモンズ外交貿易担当国務相
2009年11月 ボイス財務・投資・通信・エネルギー担当国務相
2010年9月 マクレーン外務・外国貿易相(第2回日・カリコム外相会議)
2012年10月 シンクラー財務・経済問題相(IMF・世銀東京年次総会)

7 二国間条約・取極

  • 1986年 査証相互免除取極
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