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平成20年6月27日
6月27日実施された日豪外相会談の概要次のとおり。
(1)両大臣は、ラッド首相訪日の際発出された日豪共同ステートメントの実施を着実に進めていくことで一致した。
(2)具体的には、以下のとおり。
(イ)安全保障協力
本年中の日豪外務・防衛閣僚協議(「2+2」)の開催に向け、引き続き調整していくと共に、太平洋島嶼国地域の平和と安定に向けた協力を継続していくことで一致した。
(ロ)核不拡散・軍縮
両大臣は、先般ラッド首相より提案のあった核不拡散・軍縮に関する国際委員会について協力のあり方を引き続き協議していくことを確認した。
(ハ)日豪EPA交渉
両大臣は、双方の利益となる協定を実現するため引き続き共に努力していくことを再確認した。
高村大臣より、G8外相会合の概要を説明しつつ、特に北朝鮮について、提出された核計画の申告の検証が必要であること、北朝鮮の非核化実現に向け六者会合が粘り強く取り組んでいくことで一致した旨スミス外相に説明。拉致問題について、高村大臣より、我が国の立場に対するG8各国外相からの力強い支持があった旨述べたところ、スミス外相より、豪州としても拉致問題に関する日本の立場を引き続き支持する、この問題については豪としても北朝鮮に対し今後も取り上げていきたい旨強調した。
両大臣は、今後新興経済国を含め、2050年までに排出を半減するとの長期目標を共有していけるよう協力していくことで一致した。
両大臣は、捕鯨問題が良好な日豪関係を阻害しないよう、日豪双方が努力していくことを再確認し、引き続き外交的解決を目指して議論を継続していくこととした。