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ASEM7議長声明(骨子)
平成20年10月25日 於 北京
(全文仮訳・英文(PDF)
)
1. 冒頭
- ASEMの戦略的重要性を再確認。世界人権宣言60周年に言及。
2. 政治対話の促進
- 多国間主義と国連を中心とする国際システムの強化、国連等の改革の必要性を確認。テロとの闘いへのコミットメントを確認。
- 北朝鮮に関し、六者会合に関する2005年9月の共同声明の完全かつ均衡のとれた実施に向け、第二段階の措置において得られた進展を歓迎。早期かつ検証可能な朝鮮半島の非核化を目標に、六者会合の前進のための措置の継続を関係当事者に要請。人道上の懸念への対処の重要性を強調。
- アフガニスタンの平和と安定、発展に関するコミットメントを強調。テロとの闘いのための国際的な取組を評価。
- ミャンマーに関し、国連事務総長の周旋努力を支持。ミャンマーにすべての利害関係者を政治プロセスに関与させるよう慫慂し、政党への制約の解除と拘束下にある者の更なる解放を要請。
- イランの核計画に深刻な懸念を示しつつ、交渉による核問題解決へのコミットメントを確認。イランに累次の安保理決議等に完全に従うよう要請。関係国に交渉再開を要請。
3. 経済分野での協力推進
- WTOドーハ・ラウンド交渉の包括的、野心的で均衡のとれた成果を伴う早期妥結に向け取り組む。食料価格変動に懸念を表明し、食料危機への対策として政策協調、農業生産性の向上等中長期的な措置を実施。
- イノベーション、知財、ICT、中小企業育成に関する協力促進。
4. 持続可能な成長
- 国連ミレニアム目標(MDGs)達成の重要性を強調。気候変動への適応に関するASEMセミナー(我が国が主催)等の結果を評価。2009年末までに野心的、実効的かつ包括的な結果を得ることを確認。
- 森林、海洋、生態系等の持続可能な管理の必要性を強調。環境に優しいエネルギーの活用可能性を検討。
5. 社会・文化交流
- 文化多様性の尊重と異文化・文明間対話の役割を再確認。人権の保護と促進に協力。
- HIV/エイズ、我が国の支援も含む鳥インフルエンザ対策への決意を再確認。文化、知的、人的交流におけるASEFの活動を評価。
6. ASEMの将来
- 次回ASEM8が、ベルギーで2010年に開催されることを歓迎。
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