アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ
平成19年5月29日
45カ国・機関に拡大した初の外相会合。新規参加国・機関(ASEAN事務局、ブルガリア、インド、モンゴル、パキスタン、ルーマニア)を歓迎。ASEMの次の10年の枠組み作成につき、次回SOMまでに状況を報告するよう指示。
アフガニスタンの平和、安定のため、アフガニスタン支援への長期的コミットメントを再確認。EUの警察分野でのESDPミッション派遣決定を歓迎。G8の支持を受けつつアフガニスタン及びパキスタン両政府が二国間協力の進展に努力していることを歓迎。
イランによる安保理決議1747の遵守を要請。イランが濃縮関連活動を停止していないこと等を内容とする5月23日付IAEA事務局長報告を大きな懸念と失望をもって留意。イランに対し、すべての関連する安保理決議及びIAEA理事会決議の遵守を強く要請。イランとの外交的解決及び包括的合意に向けた緊急性を想起。
安定欠如の継続を懸念。イラクの一体性、安全、安定、繁栄の確保のためのイラク政府の努力への支持を再確認。シャルム・エル・シェイク会合を歓迎。イラク・コンパクトで示されたイラク政府の約束を賞賛し、その履行が国際社会との関係で不可欠であることを強調。イラク周辺国拡大外相会合が地域の信頼醸成プロセスに貢献することを希望。
共同声明の実施のための初期段階の措置に係る合意を歓迎。関係当事者に対し、同合意の遅滞なき実施を要請。朝鮮半島の非核化が、引き続き、国際的な優先事項の一つであること、朝鮮半島及び北東アジアの長期的な平和と安定の維持のために重要であることを再確認。すべての関係当事者に対し、朝鮮半島の迅速な非核化に向けた作業、2005年9月19日の六者会合共同声明の履行を要請。すべての当事者による安保理決議1695及び1718の完全な履行の必要性、及び対話と交渉を通じた朝鮮半島の核問題の平和的解決へのコミットメントを再確認。国際社会の人道上の懸念の問題に対処することの重要性を強調。核問題を平和的に解決するための最も効果的なメカニズムである六者会合プロセスを継続することを支持。
包括的、公正かつ持続的和平、既存の諸合意に基づくイスラエル・パレスチナ紛争の交渉による解決を支持。すべての当事者に対し、和平プロセスを危うくする虞のある行動を控えるよう要請。
WMD・運搬手段拡散はグローバル及び地域的安全保障への最大のリスクの一つ。関連国際約束への参加と不拡散義務の遵守の重要性を強調。
国連を中心とした公平、公正かつルールに基づく国際システムを支持。国連主要機関を含む国連改革を促進するための協力を慫慂。
ASEM第3回環境大臣会合を含め、「気候変動に関するASEM6宣言」の迅速なフォロー・アップを賞賛。気候変動、持続可能なエネルギー、再生可能・代替エネルギーの開発と利用、生物多様性の喪失及び森林減少への対処、並びに、エネルギー安全保障、安定的、効果的で透明な国際エネルギー市場に向けたASEM協力を支持。共通だが差異ある責任の原則に従って、グローバルかつ包括的な2013年以降の気候変動レジームの必要性を強調。2007年12月のバリにおけるCOP13の重要性を強調。交渉は、京都議定書の第1期間と第2期間の間の時間的空白を避けることが必要。第4次IPCC報告の科学的根拠を引用し、緊急に行動することの必要性を強調。
テロとの闘いでの努力結集の決意を再確認。国連包括テロ対策戦略の実施を支持。第5回テロ対策会議を含む本分野でのASEM協力を賞賛。
ドーハ・ラウンドの、野心的かつバランスがとれ、包括的な全体としての最終成果への約束を再確認し、ドーハ開発アジェンダの進展を実現する必要性を強調。ASEAN-EU間FTA交渉及びEU韓FTA交渉開始を歓迎。財務大臣会合の継続を歓迎。次回経済閣僚会合を2008年に主催するとのインドネシアの申し出を歓迎。本年の中小企業大臣会合を歓迎。第1回情報通信技術(ICT)閣僚会合に留意。
地域の平和と安定に寄与するアジア太平洋における地域統合・協力を支持。
地域の主要な安全保障フォーラムたるARFでの協力強化を歓迎。
本年9月に国民投票に付される新憲法の起草、同12月に予定される総選挙の召集を含むタイから表明された完全な議会民主主義の再建決意を歓迎。
欧州憲法条約プロセス等に関する説明に留意。
ミャンマーの文民・民主政府への移行過程における具体的成果の欠如を深く懸念。国民融和に向けた進展、すべての政党及び民族集団への建設的関与を慫慂。政党への制限の早期解除、スーチー女史を含む被拘束者の早期解放を要請。ミャンマー・ILO間の強制労働申立制度の立上げ合意に留意するとともに、ミャンマー政府のフォロー・アップを慫慂。ミャンマーに対し、ミャンマー国民が利益を得られるようASEAN、国連、国際社会、国際人道機関及びNGOと引き続き建設的に関与していくことを要請。
昨年の第1回労働大臣会合、来年の第1回教育大臣会合(いずれもドイツ主催)を歓迎。
無知と偏見を防止・克服し、相互理解と寛容及び文化的多様性を推進する不可欠な手段として、文化大臣会合開催の継続を歓迎。世界の宗教に対する理解と尊重に貢献するASEM異なる信仰間の対話の重要性を強調。
事務局長の報告に留意。ASEFの知的・文化・人と人との交流促進への支持を再確認。
2009年に次回外相会合を主催するとのベトナムの申し出を歓迎。