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日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催
(概要)

平成25年2月
英語版

 1月18日(金曜日),ジャカルタ(インドネシア)において,日本とASEAN(東南アジア諸国連合)との共催により,「日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプション」が開催されました。

 レセプションには,当初安倍総理が出席し,40周年を契機とした日・ASEAN関係強化についてスピーチを行う予定でしたが,アルジェリア人質事件への対応のため,インドネシア滞在日程を急遽切り上げたため,石兼ASEAN大使が総理メッセージを代読したほか,レ・ルオン・ミンASEAN事務総長およびASEAN10カ国の常駐代表を始め,ASEAN諸国より370名を超える出席者があり,盛況を博しました。

 日本とASEANとの交流は1973年に設立された日・ASEAN合成ゴムフォーラムに始まり,2013年は交流開始から40周年にあたります。2012年11月の日・ASEAN首脳会議において,2013年を通じて,日・ASEAN双方において記念事業を行うことが合意されました。また本年12月には,日本で日・ASEAN特別首脳会議も開催される予定です。 この開催されたレセプションを通じて,40周年の開始を国内外にアピールするとともに,日・ASEAN間のパートナーシップ強化の機会となることが期待されます。

 我が国は,今回のキックオフ・レセプションの機会を捉え,(1)震災復興支援に対する謝意表明,(2)震災から復興する東北の魅力PR,(3)日・ASEAN交流の3つを目的に,以下のとおり「日本ブランド総合発信事業」を行いました。

1.キックオフ・レセプションにおけるイベント(1月18日)

 福島県立安積黎明高校合唱団およびインドネシア大学コーラス部による東北の想いを未来へつなぐ歌の合唱や,東北に縁のあるASEANからの元留学生によるネット中継プログラムを実施した他,会場内には,岩手県・宮城県・福島県の参画を得て,東北の魅力・復興PRのためのブース,JNTOの協力による観光ブース等を設置しました。

  • (写真)日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催(概要)-1
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    【東北への元留学生によるネット中継】
  • (写真)日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催(概要)-3
    【ASEAN青年親善キャラバンの参加者】
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  • (写真)日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催(概要)-5

【「Tomorrow~Love Song~」の合唱:
安積黎明高等学校合唱団生徒(左)とインドネシア大学コーラス部(右)】

  • (写真)日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催(概要)-6
  • (写真)日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催(概要)-7

【岩手県:展示品・中尊寺金色堂のレゴ模型・折鶴体験コーナー】

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  • (写真)日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催(概要)-9

【宮城県:七夕の吹き流し・短冊へのメッセージ記入コーナー】

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  • (写真)日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催(概要)-12

【福島県:鶴ヶ城と桜・赤ベコへのメッセージ記入および白河だるまの目入れ体験コーナー】

(1)ステージプログラム

1) 日・ASEAN交流の成功例の紹介
 東北に縁のある元留学生の参画を得てインドネシア,タイ,マレーシアをつなぐネット中継を行いました。インドネシア在住の元留学生を会場に招き,タイとマレーシアにいる元留学生と共に,日本滞在時の思い出や未来の日・ASEAN関係への期待を語っていただきました。
2) ASEAN青年親善キャラバンの挨拶

 昨年6月に宮城県石巻市を訪問したASEAN青年親善キャラバンの活動紹介を行い,キャラバン参加者数名が挨拶をしました。

3) 東北の思いを未来へつなぐ歌「Tomorrow~Love Song~」の合唱

 この曲は,日・ASEAN友好協力の発展を願い「つながる想い,つながる未来」をテーマに,福島県立安積黎明高等学校合唱団が日本語で作詞しました(演奏は,日本人・タイ人・マレーシア人により構成されるジャズバンドunit asia。作曲は,同バンドメンバーの三好功郎氏)。 レセプション会場では,日本語版を同校合唱団が合唱,英語版(作詞:Horngyih Wongさん)をインドネシア大学コーラス部が合唱し,会場には美しい歌声が響き渡りました。多くの出席者から,歌詞に込められた思いに共感した,素晴らしい合唱に感動したとの声をいただきました。

(2)会場内展示

 レセプション会場では,東北の魅力PRブースとして,岩手,宮城,福島の各県庁のご協力を得て,復興状況や観光PR写真および工芸品の展示を行ったほか,各県産品の試飲食コーナーや体験コーナーも設置しました。また,JNTO,JICAの協力によるブースも設置しました。 出席者は各県代表の説明を熱心に聞き,東北の料理や菓子の試食,日本酒の試飲,各県の工芸品等の展示を通じ,東北の元気な姿や魅力への理解を深めました。

2. 展示会「TOHOKU Experience」(1月12日から27日)

  • (写真)日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催(概要)-13
  • (写真)日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションの開催(概要)-14

 ジャカルタ市内のショッピングセンターにおいて開催した展示会「TOHOKU Experience」では,福島県三春町で震災後に咲いた滝桜の大型パネルを設置し,来場者の関心を集めました。この桜の写真は,国際造園家として,国内外で桜の植樹活動を行っている倉島素直氏が,震災後に東北の被災地を訪れ,福島県や宮城県で咲く桜を写真に収めたうちの1枚です。

 岩手,宮城,福島の各県コーナーでは,復興状況を紹介するパネルや工芸品の展示と共に各種広報資料の配布等を行いました。また,JNTOの協力を得て,観光PRブースも設置し,日本の観光紹介映像の上映および観光パンフレットの配布を行いました。

 16日間の会期中,延べ8,880名以上の人々が会場を訪れました。

3. 専用Facebook

 本事業の取り組みや,日・ASEAN交流および東北の魅力をPRするためのFacebookページ「Tohoku Experience:日・ASEAN友好協力40周年」を開設しました。

 http://www.facebook.com/ASEAN.Japan.40th (他のサイトヘ)

4. 記録映像

 本件,「日・ASEAN友好協力40周年キックオフ・レセプションにおける日本ブランド総合発信事業」を,記録映像にまとめました。

 TOHOKU Experience:記録映像 (他のサイトヘ)

5.Tomorrow~Love Song~

 キックオフ・レセプションで披露した楽曲「Tomorrow~Love Song~(日本語版)」を,メイキング映像および復興支援映像としてPVにしました。

 http://www.youtube.com/watch?v=7C96KtClyHU (他のサイトヘ)

 「Tomorrow~Love Song~」の歌詞

 (日本語:安積黎明高等学校合唱団作詞,英語:Horngyih Wong

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