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ASEAN+3首脳非公式朝食会(概要)

平成20年10月24日

 10月24日午前7時半より約1時間15分、北京で開催のASEM(アジア欧州会合)首脳会議の機会に、ASEAN+3(日中韓)首脳による非公式朝食会が開催されたところ、概要は以下のとおり。

  1. ASEAN+3首脳は、世界的な金融の混乱及び地域経済・金融情勢について非公式で自由な意見交換を行った。
  2. 会合では、アジアの地域経済は減速しつつも依然堅調で、金融セクターへの影響は限定的であるが、世界的な金融混乱の深まりや更なる世界経済の減速などのリスクがあるので警戒が必要との見方が概ねであった。
  3. ASEAN+3諸国においては、各国が適切に対応するとともに、チェンマイ・イニシアティブやアジア債券市場育成イニシアティブといった地域的な協力体制が構築されており、これらを更に推進していくことが必要との意見が大勢であった。
  4. 麻生総理より、ASEAN+3諸国の持続的発展のためには、適切なマクロ経済政策を通じて、中長期的により自律的な発展をもたらす経済への転換、貿易・投資の一層の自由化、ASEANの統合努力への支援が重要である旨指摘するとともに、アジア諸国の努力を引き続きODA等を通じ積極的に支援していく考えであること、また、本日の議論を近く米国で開かれる世界経済に関する首脳会合の議論につなげたい旨述べた。
  5. いくつかの国からは、ASEAN+3諸国の財務大臣・中央銀行総裁による会議を開催し、年末の首脳会議に貢献することを期待する意見が出された。
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