14日(月曜日)、第3回ARF海上安全保障会期間会合(ISM)が、東京において開催されました。その概要は以下のとおりです。
1.参加国
今次会合には、モンゴル、スリランカ、北朝鮮を除くARF加盟国23カ国及びEU、ASEAN事務局の外交当局及び軍関係者等約80名が参加しました。我が国は、インドネシア及びニュージーランドとともに、共同議長として本会合を主導しました。
2.会合の内容
- (1)前半では、「地域における海上安全保障に関する情報共有の現状」、「海上安全保障において今後重視されるべきテーマ」とのトピックで、海上安全保障の専門家等をスピーカとして招待し、プレゼンテーションを交えて議論を行いました。
- (2)後半では、本ISMが今後優先的に取り組む課題を決定する文書である「ワークプラン」についての議論を行い参加者の間で合意しました。「ワークプラン」に定められた優先分野は以下の3つ。
- ア 海上安全保障に係る情報交換の促進
- イ 国際的、地域的な枠組の創設による信頼醸成
- ウ 海上保安機関の人材育成の促進
3.次期共同議長
本年7月のARF閣僚会合以降の共同議長国として、インドネシア(留任)、韓国、米国が決定しました。
4.その他
14日夜、徳永政務官主催によるレセプションを実施し、15日には、会合参加者は、海上自衛隊のアレンジにより、横須賀基地で護衛艦「ひゅうが」を視察しました。