アジア

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第7回アジア協力対話(ACD)外相会合(概要)

平成20年10月

1.日程

 10月16日(於:アスタナ、カザフスタン)

2.参加国

 全30ヶ国から、外務大臣又はその代理が出席。また、会合途中より、本会合においてACD参加を認められたキルギスが参加し、発言を行った。我が国からは、夏井在カザフスタン大使が出席。

3.会合の概要及び成果

(1)今回の会合では、ハイレベル検討グループ会合が提出した提言が歓迎され、以下の点につき合意した。

(イ)ACDの最終目標

 アジアらしさを促進する「アジアの結合性」を短期的目標として形成し、その後長期的目標として「アジア共同体」を形成。

(ロ)事務局設置

 現在タイが運営・管理しているACDホームページを活用したヴァーチャルな事務局をACD外相会合議長国が議長就任期間に運営・管理。

(ハ)資金メカニズム

 資金負担のあり方につき、ACD加盟国間で調査を開始。

(ニ)トラック2会合

 政府間会合より独立したトラック2会合を毎年開催。印が第1回トラック2会合を2009年に開催。

(ホ)文明間対話

 イランをプライム・ムーバー、印を共同プライム・ムーバーとする文明間対話を20個目の協力プロジェクトとして登録。

(2)キルギスのACD参加及びモロッコによる開発パートナーとしてのACD参加が合意された。

(3)イランが2010年の第9回ACD外相会合、クウェートが2011年の第10回ACD外相会合、タジキスタンが2012年の第11回ACD外相会合を主催することが合意された(2009年の第8回ACD外相会合については、既にスリランカが開催することで合意済)。

(4)また、金融危機、食料及びエネルギー安全保障、気候変動についても議論が行われ、多くの国より、これらの分野において、引き続きアジア諸国で協力していく必要がある旨発言が行われた。

(5)北朝鮮問題については、韓国及び日本が言及。我が国からは、北朝鮮による核計画に関し、実効的な検証の具体的枠組みを構築するため、引き続き関係国と連携していく旨述べるとともに、拉致問題を含む日朝関係も前進するよう、関係国を含むアジア諸国と協力していきたい旨発言した。

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