(注)本稿は,リオデジャネイロ日本人学校の学校通信「RIO JORNAL」平成24年度11月号3)に掲載されたものです。
教育プラザ「ポウコ・ア・ポウコ」より
11月13日(火曜日)本年度の教育プラザ「ポウコ・ア・ポウコ」(PTA学習会)を開催しました。本来は子育てのあり方や悩みを交流する機会として昨年度から始めた学習会ですが,今回は保護者のリクエストに応える形で,「ブラジル・リオで手に入る食材を使った子どものためのレシピ」というテーマで,在リオ日本国総領事館総領事公邸の料理人である藤木貴徳さんを講師に迎え,日系協会のコジーニャを会場に開催しました。渡邉優総領事様のご配慮があったからこそ実現した企画でした。
今回の学習会のサプライズは藤木さんの「手打ちそば」の実演と試食でした。学習会は午後0時半からでしたが,講師の藤木さんは午前11時前には来校され,試食用のそばの準備に入られました。
そばのネタを持参された藤木さんは「江戸打ち」という3本の棒を使って狭い場所で行う「そば打ち」を実演してくださいました。保護者の皆さんも「江戸打ち」の実演を興味深そうに参観されました。
打ち上がったそばは,ぐらぐら煮立った湯で茹でて,直ぐに氷水でさっと冷やして締めます。これがそばの腰を出すのだそうです。出来上がったそばは,先ず子どもたちから試食をさせていただきました。そして,試食後そばを切る藤木さんの「すご技」を子どもたちに見せていただきました。
学習会は時間通り始まりました。藤木さんが用意された子どものためのレシピを元に,たくさん質問も出され,和気あいあいとした充実した学習会になりました。
渡邉総領事様,藤木様,ありがとうございました!