
平成23年度(2011年度)高校講座 実施報告
平成23年11月8日
―岡山県 学芸館高等学校―
講演テーマ:異文化理解と国際協力
2011年11月8日(火曜日)岡山県 学芸館高等学校にて,外務省中南米局南米課 塚本剛志事務官を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- ODAでは日本は世界5位のドナー国。さすがお金を持っていると感じたが,先進国22ヶ国中20位とかなり下だったことにも驚いた。
- ODAについて,厳しい不況の中でなぜ多額の海外援助を続ける必要があるのか,最初私には理解できなかった。しかし,途上国の安定を図ることで,両国の友好関係を深め,安定した資源の確保に繋がることも知った。だから積極的に進めることは,軍事的手段を持たない日本にとって最も重要な外交手段なんだろう。
- ODAの額について,増やす・減らすの問題ではなくて,国民がどこにどのように使われていることを知ることが大切だと思った。
注:国際協力政府開発援助ODAホームページ参照
- 今まで国際協力は紛争・災害が発生した場所で活動していると思っていたが,多岐にわたる問題に取り組んでいるのを初めて知った。東日本大震災以前,国際協力は遠いもののように感じていたが,震災後その重要性を考えるようになった。
- 外務省は外交との関わりの窓口とは知っていましたが,その仕事の中に犯罪・科学などの私の考えていなかった分野もあり,驚きました。
- PKOの活動も,実際には何をしているのか知らなかったけど,テレビのイメージとは違っていて,停戦の監視をしたり,武力で戦争に関わっているわけではないことを知りました。
- 世界に目を向けることによって,今までは考えもしなかったような国際問題までもが目に入ってくるようになりました。
- テレビなどから発信される情報や意見にただ流されないで,自分の意見を持っておくことも大切だと思った。