
平成23年度(2011年度)高校講座 実施報告
平成23年7月12日
―石川県 七尾高等学校―
講演テーマ:国際社会に発信する
2011年7月12日(火曜日)石川県七尾高等学校にて,外務省南部アジア部南西アジア課 宮田賢治課長補佐を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- スリランカといえば紅茶としか思い浮かびませんでしたが,今日新たにスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテという言葉を覚えました。
- なろうと思えば何にでもなれる気がしたし,行こうと思えばどこへでも行けるんじゃないかなと自分の将来がすごく楽しくなりました。
今の私達(現3年生)にとって一番心強いというか,背中を押されたといいますか…励まされたような気がしました。
- 東北大震災の支援として,15人の援助の方が日本に来たということや,紅茶のプレゼントをしたということを改めて知った。
私がどこにあるのかも分かっていない国の人が,日本の為に何かをしてくれていたんだと思うと,ありがたいことだと思った。見えないから知らなくていいじゃなくて,見えないけれど知ろうとすることが大切だと思った。
- 分かりやすく説明して下さって「外交」という言葉をただの言語としてでなく,ちゃんと意味のあるものに変えさせてくれた。
- 自分の担当の国を第2の祖国のように思っているような気がして,すごく印象的でした。
- 外交官という仕事は,私にとって遠い存在でした。しかし,七尾高校の先輩でしかも実際に話を聞いてみると私にも出来ることがあるのでは?と気づかされました。
‘人の立場にたって考える’この言葉の意味は,日本と世界の人々をつなぐ‘友情の合い言葉’と受け取りました。
- 外国を知る為にはまず母国を理解する。だから今思いっきり勉強して世界に羽ばたいて行きなさい―これが,先生が私達次世代に伝えたかったメッセージだと思いました。
- こんな仕事もあるんだ,進路の視野に入れていいんだ,そう思いました。
- スリランカのジャヤワルダナ大統領(注1)が,ブッダの言葉を引用した演説(注2)「憎悪は憎悪ではやまず,愛によってやむ」という言葉が一番印象に残りました。やっぱり思いやりというものは,どこの国でも大切なんだなぁと思いました。
- (注1):当時はセイロン(現スリランカ)の蔵相
- (注2):1951年サンフランシスコ講和会議においての演説