
平成23年度(2011年度)高校講座 実施報告
平成23年7月8日
―熊本県 真和高等学校―
講演テーマ:「国際社会の中の日本」
~現役外交官の経験談から,高校生の皆さんが将来国際社会の中でどう生きていくべきかを考える~
2011年7月8日(金曜日)熊本県 真和高等学校にて,外務省アフリカ審議官組織アフリカ第二課 森本 樹課長補佐を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 講演の中で特に心に残ったのが「3.11」の時にアフリカが日本に援助をしてくれたということだった。「他国に援助するお金があるなら,先に日本経済を立て直すべきでは?」と考えていた私にとって,日本よりずっとお金に余裕がないアフリカの国々が日本を助けたのがとても衝撃的だった。日本の手助けがこんな形で返ってくるのかと,嬉しくなった。
- この世界,日本だけでは生き残れない。折角のすばらしい文化,人間,歴史,技術を持つ日本を是非世界に知ってもらいたいと思った。
- 僕は海外に出て生活する事で日本という国がより好きになる,という話を思い出した。やはり外から日本を見ることで,外国からの日本への視線を肌で感じ得られる物は大きいのだと思う。
- 一番考えさせられたのはアフリカの途上国についての話だ。僕は話を聞くうちに自分のいう「世界」というものの狭さを痛感した。
- 高校の先輩からのお話ということで希望が持てたし,興味深く聞けた。
- 森本さんは,募金はよく理解した上でしようとおっしゃいました。確かに私は自分がした募金がどういう風に使われているのか,そのお金で誰が助かっているのか全く考えていませんでした。それこそ大人任せだなと感じました。今日のお話から,他の国のこともよく学び,積極的に取り組んで頑張っていこうと思います。
- 南スーダンが明日建国されると聞き,南スーダンの国民ではないですが胸がワクワクするような気持ちになりました。明日の朝目を覚ましたら,おめでとうと地球の反対側にいる南スーダンの人々の為に祝福の言葉を言いたいです。